海外FX業者では「コピートレード(ソーシャルトレード)」を採用している海外FX業者が増えてきました。日本では、あまり見かけない「コピートレード(ソーシャルトレード)」のやり方とおすすめの海外FX業者を紹介します。
コピートレード(ソーシャルトレード)とは?
コピートレード(ソーシャルトレード)とは
を言います。
これだけではイメージができないと思いますのでいくつかのコピートレード(ソーシャルトレード)のプラットフォームをのぞいてみます。
Traderstrust/ソーシャルトレーダー
管理画面
ストラテジープロバイダーの運用成績画面
HotForex/HFコピー
管理画面
ストラテジープロバイダーの運用成績画面
FBS/FBSコピートレード
管理画面
ストラテジープロバイダーの運用成績画面
myfxbook/Autotrade
管理画面
ストラテジープロバイダーの運用成績画面
MT4・MT5シグナル
管理画面
ストラテジープロバイダーの運用成績画面
日本語対応している海外FX業者では
などが利用することができます。
なんとなく、イメージがつかめたかと思いますが・・・
コピートレード(ソーシャルトレード)の仕組みは
- 優秀なトレーダーが「運用成績・取引履歴」を公開する
- コピートレーダーをするトレーダーが運用成績を見て、ストラテジープロバイダーを選ぶ
- コピートレーダーをするトレーダーがストラテジープロバイダーをコピーする(フォローする)
- ストラテジープロバイダーが注文すると自動的にコピーしたトレーダーの資産額に応じて同じ割合で注文を行う
- ストラテジープロバイダーは、コピーしたトレーダーのスプレッドや取引手数料の一部を報酬として受け取る
仕組みになっています。
ストラテジープロバイダーとは
- コピーされる側のトレーダーのこと
を言います。
- 優秀なトレーダー:資産100万円
- トレーダーA:資産10万円
- トレーダーB:資産20万円
- トレーダーC:資産5万円
の場合
- 優秀なトレーダー → 1ロットの買い注文を米ドル/円:112.12円のタイミングで行った。
- トレーダーA:資産10万円 → 0.1ロットの買い注文を米ドル/円:112.12円のタイミングで自動的に行う。
- トレーダーB:資産20万円 → 0.2ロットの買い注文を米ドル/円:112.12円のタイミングで自動的に行う。
- トレーダーC:資産5万円 → 0.05ロットの買い注文を米ドル/円:112.12円のタイミングで自動的に行う。
- 優秀なトレーダー → 1ロットの買いポジションの利確を米ドル/円:112.95円のタイミングで行った。
- トレーダーA:資産10万円 → 0.1ロットの買いポジションの利確を米ドル/円:112.12円のタイミングで自動的に行う。
- トレーダーB:資産20万円 → 0.2ロットの買いポジションの利確を米ドル/円:112.12円のタイミングで自動的に行う。
- トレーダーC:資産5万円 → 0.05ロットの買いポジションの利確を米ドル/円:112.12円のタイミングで自動的に行う。
という形で、まるっきりコピーするのがコピートレード(ソーシャルトレード)です。
コピートレード(ソーシャルトレード)とシステムトレードの違い
コピートレードは、あくまでも優秀なトレーダーが自分の判断で売買を行う「裁量トレード」です。
優秀なトレーダーの裁量トレードの売買を、真似させていただくのがコピートレードです。
システムトレードとは
売買タイミングをプログラムによって決定する機械的なトレードです。
- 条件を複数設定し、チャートがこの条件になった場合に注文する
というロジックを、プログラミングしてトレードをするのが「システムトレード」なのです。
有名なのは
- MT4・MT5のEA
- ミラートレーダー
などがあります。
「システムトレード」の弱点・デメリット
システムトレードは入れ替えが必要
システムトレードは、あくまでも機械的に売買をするトレードの仕組みのため
システムトレードには「流行り廃り」があります。
ということが往々にして起こるのです。
そのため、システムトレードで稼ぐ投資家の方は、運用成績が落ちてきたら、別のEA(ストラテジー)に乗り換えるなど、EA(ストラテジー)の入れ替えをしなければならないのです。
FXトレードは、投資家の思惑によって、価格が変動するものです。
- 流行りのトレード手法が生まれた。
- 発展途上国で急にFXトレーダーが増えた。
- 同じEA(ストラテジー)を利用する人が増えた。
・・・
など、いろいろな要因で、時代時代のトレードの特性というのが変わってきてしまうのです。
機械的にトレードするシステムトレードだと「時代の流れ」には、取り残されてしまうのです。
システムトレードは経済的なニュースに弱い
例えば
- テロが発生した。
- イギリスがEUを離脱した。
- リーマンショック。
- 震災。
・・・
大きな経済ニュースが流れると、相場環境は一変してしまいます。
システムトレードは、機械的にトレードをするだけなので、このようなニュースが流れた時には、うまく機能しなくなってしまうのです。
システムトレードをする投資家は、このような大きなニュースが流れると「EA(ストラテジー)を止める」形で対処するのが一般的です。
「コピートレード(ソーシャルトレード)」の場合は、「人」が裁量でトレードしているため、大きなニュースがあるときは、テクニカル分析ではなく、ファンダメンタルズ分析に移行して、逆に勝ち幅を広げてくれるトレーダーも多いのです。
「コピートレード(ソーシャルトレード)」は、人が裁量によってトレードするため、メンテナンスをしなくても、勝手に変化に対応して、トレードを継続してくれる大きなメリットがあるのです。
コピートレード(ソーシャルトレード)の弱点・デメリットとは?
コピートレード(ソーシャルトレード)にも、弱点があります。
コピーにはタイムラグが発生する!
コピートレード(ソーシャルトレード)の仕組みは
- ストラテジープロバイダーが注文をする
- 注文の情報が「ストラテジープロバイダーの利用するサーバー」から「海外FX業者のサーバー」に流れる
- 「海外FX業者のサーバー」からコピーしたトレーダーのサーバーに注文指示が流れる
- 「コピーしたトレーダー」のサーバーから、「海外FX業者のサーバー」に注文が流れる
という流れになっています。
すべてが同じ海外FX業者のサーバー上で展開されるのであれば、ほぼタイムラグなしでトレードされるのですが、「ストラテジープロバイダー」と「コピーしたトレーダー」と「海外FX業者」のサーバーの地理的な距離が離れれば離れるほど、情報の伝達で、ミリ秒単位の遅延が発生してしまいます。
同じタイミングでトレードするといっても、
「ストラテジープロバイダー」と「コピーしたトレーダー」の間にはタイムラグがあり、収益が一致しない可能性があるのです。
「ストラテジープロバイダー」と取引環境が違うとうまくいかない可能性がある!
海外FX業者が独自で提供している「コピートレード(ソーシャルトレード)」の場合は
「ストラテジープロバイダー」も、「コピーしたトレーダー」も、同じ海外FX業者の口座でトレードする形になります。
この場合
- 約定力
- スプレッド
などが同じため、運用成績に大きな差は発生しません。
しかし、MT4・MT5、myfxbook、Zulutradeなど、海外FX業者が相乗りする形で提供されている「コピートレード(ソーシャルトレード)」の場合は
「ストラテジープロバイダー」と「コピーしたトレーダー」の取引環境が違う可能性が高く
- 約定力
- スプレッド
が違うため、運用成績に大きな差が生じてしまうケースがあるのです。
これは「コピートレード(ソーシャルトレード)」の大きなデメリットであり
理由にもなるのです。
「コピートレード(ソーシャルトレード)」のやり方
今回は「HotForex/HFコピー」を使ってみます。
手順その1.口座開設する
USD口座を開設します。口座開設方法は、下記のユーザーガイドを参考にしてください。
口座の種類 | セント口座/STP |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.20 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 2.20 |
最大レバレッジ | 2000倍 |
約定力 | |
最低入金額 | 0円 |
手順その2.入金する
必要な金額を入金します。bitwalletによる入金になります。
手順その3.フォロワー口座を開設する
フォロワー口座は、通常の口座開設後にマイアカウントにログインしてから行います。フォロワー口座では、英語のみの質問などもありますが、選択式ですので、google翻訳を使いこなせれば、迷わずに入力できるはずです。
口座開設が完了し、MT4の口座IDやパスワードが表示されます。
手順その4.ストラテジープロバイダーを選ぶ
自分がフォロー(コピー)したいストラテジープロバイダーを選びます。
今回は、検証テストなので一番人気のインドネシアの「SANGGA_LANGIT」さんにしました。
フォロー(コピー)条件を設定します。
手順その5.トレードがコピーされる
入金などの手続きが完了後、コピーが開始されます。あとは、ストラテジープロバイダーがトレードを開始すれば、同じようにこのフォロワー口座でも、トレードが開始されます。
いつまでたっても、コピーがはじまらない場合は、サポートに問い合わせると良いでしょう。
手順その6.マイ・フォロワー口座で管理する
マイ・フォロワー口座でストラテジープロバイダー、残高などの状況を管理します。
コピーが開始されると「残高」が増減し、「Trading History」から履歴が見れるようになります。
MT4のID/PASSも発行されているので、MT4からも運用状況を確認することができます。
コピートレード(ソーシャルトレード)で海外FX業者を選ぶときの重要なポイント
コピートレード(ソーシャルトレード)で海外FX業者を選ぶときの重要なポイントは
- 自社で構築しているコピートレード(ソーシャルトレード)プラットフォームかどうか?
- 一定数のストラテジープロバイダーがいるかどうか?
- 日本人スタッフが在籍しているかどうか?
です。
自社で構築しているコピートレード(ソーシャルトレード)プラットフォームかどうか?
MT4/MT5、myfxbook、ZuluTraderなど、コピートレード(ソーシャルトレード)プラットフォームを展開している業者も少なくありません。
しかし、海外FX業者が運営しているコピートレード(ソーシャルトレード)プラットフォームでないと、ストラテジープロバイダーとコピーするトレーダーのトレード環境が違い、同じ運用成績があげられない可能性があるのです。
一定数のストラテジープロバイダーがいるかどうか?
ことになります。多くのストラテジープロバイダーがいるプラットフォームこそ、多くの優秀なストラテジープロバイダーがいるのです。
日本人スタッフが在籍しているかどうか?
コピートレード(ソーシャルトレード)は、使い方がわからなかったり、指標の意味が分からないことが多々あります。日本語対応していないものも多いので、日本人スタッフが在籍している海外FX業者のコピートレード(ソーシャルトレード)をおすすめします。
コピートレード(ソーシャルトレード)を使えるおすすめの海外FX業者
HotForex/HFコピー
口座の種類 | セント口座/STP |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.20 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 2.20 |
最大レバレッジ | 2000倍 |
約定力 | |
最低入金額 | 0円 |
FBS/FBSコピートレード
口座の種類 | スタンダード口座/STP |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.00 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 2.00 |
最大レバレッジ | 3000倍 |
約定力 | 95%以上のオーダーが0.4秒以内に執行 |
最低入金額 | 1万円相当 |
Traderstrust/ソーシャルトレーダー
口座の種類 | クラシック口座/STP |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.40 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 2.00 |
最大レバレッジ | 3000倍 |
約定力 | 0.04秒以内で99.9%の注文が約定 |
最低入金額 | 5千円相当 |
まとめ
コピートレード(ソーシャルトレード)とは
- 優秀なトレーダーのトレードをコピーして、トレードをする取引方法のこと
を言います。
コピートレード(ソーシャルトレード)で海外FX業者を選ぶときの重要なポイントは
- 自社で構築しているコピートレード(ソーシャルトレード)プラットフォームかどうか?
- 一定数のストラテジープロバイダーがいるかどうか?
- 日本人スタッフが在籍しているかどうか?
です。
コピートレード(ソーシャルトレード)であれば、あくまでもトレードするのは「人」であり、「裁量トレード」でトレードするので、大きなぶれなく、優秀なトレーダーであれば、ずっと高いパフォーマンスをキープしてくれる可能性が高いのです。ぜひ、一度検討してみると良いでしょう。
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「EAを使った自動売買とは違うの?」
「おすすめのコピートレードができる海外FX業者を教えてください。」
・・・