海外FXトレード手法検証ブログでは、ハイレバレッジトレードができる海外FXで「稼げる可能性の高い」トレード手法、トレードテクニックを実際に1週間テストしてみて、どのくらいの勝率になるのか?どのくらいのpipsが稼げるのか?を実際にトレードをしてみて、検証する海外FXブログです。高い勝率のトレード手法があれば参考にしてください。
検証したトレード手法の概要
今回は「水平線」のみを利用したトレードテクニックです。(補助的に「ボリンジャーバンド」も表示させています。)
「水平線」とは?
をいいます。
為替レートというのは、投資家の思惑によって、大きく変動します。
- 「今週の高値まで買いポジションを持とう。」
- 「今週の安値で損切しよう。」
- 「1ドル110円になったら、1ロット買いだ。」
- 「米朝会談が不調に終わったから、これからはドル安に流れるはずだ。」
・・・
様々な情報を基にした投資家の思惑がトレードになり、それがチャートとして表示されるのです。
ダウ理論でも
と言われています。
今回のトレードで重視するのは
と予想して行うトレードです。
このトレードを行うために「水平線」を引くのです。
- 「なぜ、前回の高値が○○円になったのか?」
はわからなくても、事実として
- 「前回の高値が○○円だったから、今回も高値近辺で下降トレンドになるだろう。」
と予想することができるのです。
今回は多くの投資家が意識している
- 「高値」「安値」
- トレンド中の「山」「谷」
- 「Wトップ」「Wダウン」
- 「トリプルトップ」「トリプルダウン」
のポイントで「水平線」を引くことで、トレードをするトレード手法となっています。
「水平線」の引き方
「高値」「安値」
トレンド中の「山」「谷」
「Wトップ」「Wダウン」
「トリプルトップ」「トリプルダウン」
「水平線」を引く時の注意点
注意点その1.水平線は「帯」と考える
チャート上の「頂点」と「頂点」が一致して、水平線を引ければ良いのですが、0.1pips単位で頂点が一致することなんて、まず起こりえません。
水平線を「線」として正確にとらえてしまうと
- いつまでたっても、2点を結ぶ水平線は引けない
水平線を「帯」としてアバウトに考えれば
- すぐに水平線を引くことができる
のです。
水平線は「帯」としてアバウトに引くことを心がけましょう。
MT4/MT5の設定
- 線:太線
注意点その2.ローソク足の「実体」で引く
水平線を引くときに
- ローソク足の「ヒゲ」を見る
- ローソク足の「実体」を見る
2つのパターンがあります。
投資家によって、どちらを採用するかは異なりますが、筆者の考えでは「実体」で引くべきと考えます。
「ヒゲ」はローソク足が形成される間の一瞬の値動きですので、「実体」の方が正確だと判断しています。
注意点その3.ローソク足を引きすぎない
今回のトレード手法では
チャート内に引く水平線は5本~6本と考えましょう。
水平線が多ければ多いほど、チャートが複雑になり、トレードの目安も立てにくいのです。
今回の水平線のみを使ったN字トレードとは
前述したポイントで「水平線」を引いたのちに
- 実勢レートが「水平線」を上に抜けた後に
一旦元の「水平線」にタッチして
再上昇をはじめたことを確認できたら「買い」エントリー - 実勢レートが「水平線」を下に抜けた後に
一旦元の「水平線」にタッチして
再下降をはじめたことを確認できたら「売り」エントリー
というトレード手法です。
例えば、この水平線が「高値」ラインだったとした場合
一旦「高値」を抜けただけでは、
多くの投資家は、同じ「高値」ラインを見ているので
となり、実勢レートが「高値」ラインに戻ってしまいます。
「再上昇をする」ということは、利確組の「売り」よりも、強い「買い」が入っているということを意味します。
そのトレンドに乗っかることが、今回のトレード手法の考え方となります。
トレンドの強弱を推し量ります。
- バンド幅が狭い → 弱いトレンド
- バンド幅が広い → 強いトレンド
- ローソク足がミドルラインよりも上にある → 上昇トレンド
- ローソク足がミドルラインよりも下にある → 下降トレンド
です。
エントリーのサインが出ているけれども、半信半疑のときは、ボリンジャーバンドを見て「トレンドが弱い、逆方向なら見送る」と判断することで勝率を上げることができます。
MT4/MT5の設定
MT4/MT5の設定インジケーターの「Bollonger Bands」を期間:25に設定して、「±1σ」「±2σ」「±3σ」を表示します。
- 期間:25
- 標準偏差:1、2、3
水平線のみを使ったN字トレードの特徴
今回の水平線のみを使ったN字トレードとは
過去のチャートの相場の転換点で「水平線」を引き
多くの投資家が注目している目標値(水平線)が「押し目」「戻り」になったタイミングで、エントリーする順張りトレードです。
多くの投資家が注目している目標値(水平線)を抜けてから、再上昇(再下降)する強いトレンドが発生したときにエントリーするため、高い勝率が期待できるトレード手法となっています。
水平線のみを使ったN字トレードのメリットデメリット
メリット
- 強いトレンドが発生するときの一回の勝ち幅が大きい
- 順張りの基本「押し目買い」「戻り売り」を採用しているため勝率が高い
- だましが少ない
デメリット
- 水平線を引くことにセンスが必要
- トレード機会が少ない
- 次の水平線が存在しない場合に利確すべきタイミングがわからない
水平線のみを使ったN字トレードのエントリータイミング
手順その1.「水平線」を引く
「水平線」を
- 「高値」「安値」
- トレンド中の「山」「谷」
- 「Wトップ」「Wダウン」
- 「トリプルトップ」「トリプルダウン」
のポイントに引いていきます。
手順その2.「押し目」「戻り」を確認してエントリーする
- 実勢レートが「水平線」を上に抜けた後に
一旦元の「水平線」にタッチして
再上昇をはじめたことを確認できたら「買い」エントリー - 実勢レートが「水平線」を下に抜けた後に
一旦元の「水平線」にタッチして
再下降をはじめたことを確認できたら「売り」エントリー
水平線のみを使ったN字トレードのエグジットタイミング
手順その1.次の「水平線」で利確する
予想通りにトレンドが動いていったら次の「水平線」のところで「利確」します。
- 次の「水平線」で利確
手順その2.元の「水平線」に戻ったら損切する
予想に反して、元の「水平線」に戻ってしまったら「損切」します。
- 元の「水平線」で損切
水平線のみを使ったN字トレードのトレード検証
MT4/チャート/テクニカル分析の設定
- 5分足
- 米ドル/円
- (補助)ボリンジャーバンド「期間:25」
トレードルール
- 実勢レートが「水平線」を上に抜けて、一旦「水平線」にタッチし、再上昇したら「買い」エントリー
- 実勢レートが「水平線」を下に抜けて、一旦「水平線」にタッチし、再下降したら「売り」エントリー
- 次の「水平線」にタッチしたら「利確」
- 元の「水平線」にタッチしたら「損切」
検証期間
2019年2月25日~2019年3月1日
2019年2月25日
ポジション方向「買い」
エントリー:110.718
エグジット:110.849
+13.1pips儲け
2019年2月26日
ポジション方向「売り」
エントリー:110.982
エグジット:110.791
+19.1pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:110.786
エグジット:110.67
+11.6pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:110.559
エグジット:110.579
-2.0pips損失
2019年2月27日~2019年2月28日
ポジション方向「売り」
エントリー:111.002
エグジット:110.823
+17.9pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:110.818
エグジット:110.684
+13.4pips儲け
2019年2月28日~2019年3月1日
ポジション方向「買い」
エントリー:111.483
エグジット:111.632
+14.9pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:111.894
エグジット:111.913
-1.9pips損失
検証結果
勝敗:6勝2敗
勝率:75.0%
損益:+86.1pips
1回のトレード損益:+10.8pips
手法 | 回数 | エントリー方向 | エントリー | エグジット | 損益 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
水平線のみのN字トレード | 1回目 | 買い | 110.718 | 110.849 | +13.1pips | 勝 |
水平線のみのN字トレード | 2回目 | 売り | 110.982 | 110.791 | +19.1pips | 勝 |
水平線のみのN字トレード | 3回目 | 売り | 110.786 | 110.670 | +11.6pips | 勝 |
水平線のみのN字トレード | 4回目 | 売り | 110.559 | 110.579 | -2.0pips | 負 |
水平線のみのN字トレード | 5回目 | 売り | 111.002 | 110.823 | +17.9pips | 勝 |
水平線のみのN字トレード | 6回目 | 売り | 110.818 | 110.684 | +13.4pips | 勝 |
水平線のみのN字トレード | 7回目 | 買い | 111.483 | 111.632 | +14.9pips | 勝 |
水平線のみのN字トレード | 8回目 | 売り | 111.894 | 111.913 | -1.9pips | 負 |
検証結果考察
トレード手法の良い点
勝率が高い
今回の検証では
- 勝敗:6勝2敗
- 勝率:75.0%
でした。
この2敗のうちの1敗は、「利確」寸前で戻ってしまったので、惜しい1敗ですから、実質75%以上の勝率を確保できる可能性があるトレード手法と言えます。
1回のトレード損益が大きい
- 勝ちトレードの平均pips:+10.8pips
5分足のデイトレードであれば、まあまあ大きい勝ち幅と言っていいでしょう。「水平線」の本数が少なければ少ないほど、次の「水平線」までの間隔が空くので、利幅が大きくなります。
トレード手法の悪い点
水平線の引き方には個人差が大きく出る
- 「高値」「安値」
- トレンド中の「山」「谷」
- 「Wトップ」「Wダウン」
- 「トリプルトップ」「トリプルダウン」
に水平線を引くといっても
「高値」「安値」は、まだしも他のポイントは、人によってかなり差が出てきてしまいます。
とくに水平線の数を一つのチャートに5本、6本以内としているので「どれを厳選するのか?」も、投資家の判断次第となってしまうのです。
「水平線」の引き方に大きく個人差が出てしまうため、同じ手法でも、使う人によって勝率に大きなばらつきがでてしまいます。
トレード機会が少ない
「押し目」「戻り」を待ってトレードするので、5日で8回のトレード機会ですので、1日1回、2回しかトレード機会は訪れません。
改善できる点
トレード機会を増やす必要がある
一つのチャートでは
- 1日1回~2回
というトレード機会しかありません。
- 時間足を増やす
- 通貨ペアを増やす
形で、トレード機会を増やさないと、安定して勝つことは難しいのです。
長期の時間足を見ると勝率が上がる
今回は、5分足のチャート内で完結するように「水平線」を引きましたが・・・
本来、より長い時間足の方が大きなトレンドを形成しています。
- 1時間足
- 4時間足
- 日足
などと重なったタイミングで「水平線」を引けば、それが重要な「水平線」ということになるのです。
まとめ
水平線のみを使ったN字トレードの検証結果としては
- 勝率が高い
- 一回の価値幅が大きい
というメリットと
- 水平線を引くことにセンスが必要
- 個人差が大きく出てくる
というトレード手法となります。本来、エントリーポイントで個人差が出やすいトレード手法は、初心者向けのトレード手法とは言いにくいのですが、今回のトレード手法は、FXトレードの基本的な要素が詰まったトレード手法であり、勝率も高いので、初心者の方にもおすすめできるトレード手法となっています。
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