海外FXトレード手法検証ブログでは、ハイレバレッジトレードができる海外FXで「稼げる可能性の高い」トレード手法、トレードテクニックを実際に1週間テストしてみて、どのくらいの勝率になるのか?どのくらいのpipsが稼げるのか?を実際にトレードをしてみて、検証する海外FXブログです。高い勝率のトレード手法があれば参考にしてください。
検証したトレード手法の概要
今回は「平均足」と「一目均衡表」を利用したトレードテクニックです。
「平均足」とは
を言います。
ローソク足の見方
終値:最後についた値段
高値:もっとも高い値段
安値:もっとも安い値段
平均足の見方
終値:4本値の平均値
高値:もっとも高い値段
安値:もっとも安い値段
「ローソク足」と「平均足」は何が違うのか?というと・・・
「平均足」は名前の通り、前の足との平均値を採用しているため
「平均足」は「ローソク足」と比較して
- 陽線・陰線が連続しやすい
- トレンドがわかりやすい
という特徴があります。
実際にチャートで見てみると・・・
「ローソク足」のチャート表示の場合
「平均足」のチャート表示の場合
これが「平均足」の特徴と言っていいでしょう。
MT4/MT5の設定
インジケーターの「Heiken_Ashi」を選択
何も選ばずに「OK」を押します。
このままだと「ローソク足」と「平均足」が二重でチャートに表示されてしまうため、元のチャートは「ローソク足」から「ライン」に変えておきます。
これで「平均足」「ライン」だけがチャートに表示されます。
「一目均衡表」とは
細田悟一氏によって編み出された日本発のテクニカル分析手法のことです。
「基準線」「転換線」「遅行スパン」「先行スパン1」「先行スパン2」の5本の線によって作られた線がワンセットとなったテクニカル分析です。
- 転換線:過去9日分のローソク足の高値と安値の中間値
- 基準線:過去26日分のローソク足の高値と安値の中間値
- 遅行スパン:終値を26日過去にずらした線
- 先行スパン1:当日の転換線と基準線の中間値を26日未来にずらしたもの
- 先行スパン2:過去52日分のローソク足の高値と安値の平均値を26日未来にずらしたもの
- 雲:先行スパン1と先行スパン2に囲まれる部分を「雲」と言う
今回は「雲」のみを採用します。
一目均衡表の「雲」の特徴は
- 「雲」は、上値抵抗線(レジスタンスライン)、下値支持線(サポートライン)として機能する
- 実勢レートが「雲」の上にあるときは、強い上昇トレンド
- 実勢レートが「雲」の下にあるときは、強い下降トレンド
- 「雲」の厚さが抵抗の強さ
などがあります。
実際にチャートで見てみると
「雲」が厚いときは、強いトレンド相場
「雲」が薄いときは、レンジ相場
の傾向があります。
MT4/MT5の設定
インジケーターの「Ichimoku Kinko Hyo」を選択
- 転換線(9):None
- 基準線(26):None
- 遅行スパン:None
- 雲(上昇):ピンク
- 雲(下降):水色
に設定します。転換線、基準線、遅行スパンは今回のトレード手法では利用しないので「None」としておきます。
平均足と一目均衡表によるシンプルトレードとは?
平均足と一目均衡表によるシンプルトレードは
平均足の特徴
- トレンドに合わせて「陽線」「陰線」が連続しやすい
一目均衡表の「雲」の特徴
- 「雲」を抜けると強いトレンド相場が形成される
という2つの特徴を合わせたトレード手法です。
考え方はとてもシンプルで
- 「雲」を上に抜けて「陽線(青)」が形成されはじめたら「買い」エントリー
- 「雲」を下に抜けて「陰線(赤)」が形成されはじめたら「売り」エントリー
というエントリータイミングを持ちます。
という考え方です。
エグジットのタイミングは
「買いポジション」
- 「陰線(赤)」が3本連続して形成されたら、トレンドの転換と判断してエグジット
- 「雲」に再突入したら、トレンドの終了と判断してエグジット
「売りポジション」
- 「陽線(青)」が3本連続して形成されたら、トレンドの転換と判断してエグジット
- 「雲」に再突入したら、トレンドの終了と判断してエグジット
となります。
平均足と一目均衡表によるシンプルトレードの特徴
今回のトレード手法は
- 一目均衡表の「雲」の特性:「雲」を抜けると強いトレンドが形成される
- 「平均足」の特性:「陽線」「陰線」が連続しやすいため、トレンドが見た目からわかりやすい
を合体させたトレード手法となります。
強いトレンドの形成タイミングでエントリーする分、上手くはまった時は大きなpipsが稼げるのですが、反面だましも多く、勝率は下がってしまうトレード手法となります。
平均足と一目均衡表によるシンプルトレードのメリットデメリット
メリット
- トレンドの形成されはじめからポジションを持つので勝ち幅が大きい
- エントリーポイントが明確
- エグジットポイントが明確
- トレード機会が多い
デメリット
- だましが多く、勝率は低め
平均足と一目均衡表によるシンプルトレードのエントリータイミング
手順その1.「雲」から抜けたときにエントリー
「上昇トレンド」
- 実勢レートが「雲」を上に抜けて、「雲」の上部から「陽線」が形成されはじめたときに「買い」エントリー
「下降トレンド」
- 実勢レートが「雲」を下に抜けて、「雲」の下部から「陰線」が形成されはじめたときに「売り」エントリー
平均足と一目均衡表によるシンプルトレードのエグジットタイミング
エグジットタイミングその1.平均足の3本連続でエグジット
「買い」ポジション
- 「陰線」が3本連続で形成されたら、トレンドの終了と判断して「エグジット」
「売り」ポジション
- 「陽線」が3本連続で形成されたら、トレンドの終了と判断して「エグジット」
エグジットタイミングその2.「雲」への再突入でエグジット
一目均衡表の「雲」を抜けたところで強いトレンドが形成されるのですが、強いトレンドが形成されずに「雲」の中に戻ってしまうケースがあります。この場合も、トレンドの終了と判断して「エグジット」します。
- 「雲」に再突入したときに「エグジット」
平均足と一目均衡表によるシンプルトレードのトレード検証
MT4/チャート/テクニカル分析の設定
- 平均足表示
- 一目均衡表の「雲」のみ表示:先行スパンA、先行スパンB
- 5分足
- 米ドル/円
トレードルール
- 実勢レートが「雲」を上に抜けて、「雲」の上部から「陽線」が形成されはじめたときに「買い」エントリー
- 実勢レートが「雲」を下に抜けて、「雲」の下部から「陰線」が形成されはじめたときに「売り」エントリー
- 「買い」ポジション保有時、「陰線」が3本連続で形成されたら「エグジット」
- 「売り」ポジション保有時、「陽線」が3本連続で形成されたら「エグジット」
- 「雲」に再突入したときに「エグジット」
検証期間
2018年10月15日
2018年10月15日
ポジション方向「売り」
エントリー:112.064
エグジット:112.065
-0.1pips損失
ポジション方向「売り」
エントリー:112.157
エグジット:112.114
+4.3pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:112.072
エグジット:111.901
+17.1pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:111.827
エグジット:111.834
+0.7pips儲け
2018年10月15日~2018年10月16日
ポジション方向「買い」
エントリー:111.877
エグジット:111.848
-2.9pips損失
ポジション方向「買い」
エントリー:111.8
エグジット:111.789
-1.1pips損失
ポジション方向「買い」
エントリー:111.808
エグジット:111.814
+0.6pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:111.783
エグジット:111.791
-0.8pips損失
ポジション方向「買い」
エントリー:111.827
エグジット:111.823
-0.4pips損失
ポジション方向「買い」
エントリー:111.829
エグジット:111.816
-1.3pips損失
ポジション方向「買い」
エントリー:111.828
エグジット:111.973
+14.5pips儲け
2018年10月16日~2018年10月17日
ポジション方向「売り」
エントリー:112.043
エグジット:112.04
+0.3pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:112.106
エグジット:112.096
-1.0pips損失
ポジション方向「買い」
エントリー:112.105
エグジット:112.131
+2.6pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:112.091
エグジット:112.2
+10.9pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:112.129
エグジット:112.135
-0.6pips損失
ポジション方向「買い」
エントリー:112.194
エグジット:112.224
+3.0pips儲け
2018年10月17日
ポジション方向「売り」
エントリー:112.338
エグジット:112.253
+8.5pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:112.224
エグジット:112.226
-0.2pips損失
ポジション方向「売り」
エントリー:112.227
エグジット:112.186
+4.1pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:112.22
エグジット:112.265
+4.5pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:112.223
エグジット:112.079
+14.4pips儲け
2018年10月17日~2018年10月18日
ポジション方向「買い」
エントリー:112.206
エグジット:112.394
+18.8pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:112.67
エグジット:112.66
-1.0pips損失
ポジション方向「売り」
エントリー:112.581
エグジット:112.534
+4.7pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:112.578
エグジット:112.574
-0.4pips損失
2018年10月18日~2018年10月19日
ポジション方向「売り」
エントリー:112.526
エグジット:112.484
+4.2pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:112.544
エグジット:112.541
-0.3pips損失
ポジション方向「買い」
エントリー:112.543
エグジット:112.539
-0.4pips損失
ポジション方向「売り」
エントリー:112.417
エグジット:112.111
+30.6pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:112.166
エグジット:112.183
+1.7pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:112.164
エグジット:112.172
+0.8pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:112.191
エグジット:112.349
+15.8pips儲け
2018年10月19日
ポジション方向「売り」
エントリー:112.422
エグジット:112.388
+3.4pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:112.466
エグジット:112.481
+1.5pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:112.439
エグジット:112.543
+10.4pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:112.486
エグジット:112.427
+5.9pips儲け
検証結果
勝敗:24勝13敗
勝率:64.9%
損益:+172.8pips
1回のトレード損益:+4.7pips
手法 | 回数 | エントリー方向 | エントリー | エグジット | 損益 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 1回目 | 売り | 112.064 | 112.065 | -0.1pips | 負 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 2回目 | 売り | 112.157 | 112.114 | +4.3pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 3回目 | 売り | 112.072 | 111.901 | +17.1pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 4回目 | 買い | 111.827 | 111.834 | +0.7pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 5回目 | 買い | 111.877 | 111.848 | -2.9pips | 負 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 6回目 | 買い | 111.800 | 111.789 | -1.1pips | 負 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 7回目 | 買い | 111.808 | 111.814 | +0.6pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 8回目 | 売り | 111.783 | 111.791 | -0.8pips | 負 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 9回目 | 買い | 111.827 | 111.823 | -0.4pips | 負 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 10回目 | 買い | 111.829 | 111.816 | -1.3pips | 負 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 11回目 | 買い | 111.828 | 111.973 | +14.5pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 12回目 | 売り | 112.043 | 112.040 | +0.3pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 13回目 | 買い | 112.106 | 112.096 | -1.0pips | 負 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 14回目 | 買い | 112.105 | 112.131 | +2.6pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 15回目 | 買い | 112.091 | 112.200 | +10.9pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 16回目 | 売り | 112.129 | 112.135 | -0.6pips | 負 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 17回目 | 買い | 112.194 | 112.224 | +3.0pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 18回目 | 売り | 112.338 | 112.253 | +8.5pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 19回目 | 売り | 112.224 | 112.226 | -0.2pips | 負 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 20回目 | 売り | 112.227 | 112.186 | +4.1pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 21回目 | 買い | 112.220 | 112.265 | +4.5pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 22回目 | 売り | 112.223 | 112.079 | +14.4pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 23回目 | 買い | 112.206 | 112.394 | +18.8pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 24回目 | 買い | 112.670 | 112.660 | -1.0pips | 負 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 25回目 | 売り | 112.581 | 112.534 | +4.7pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 26回目 | 買い | 112.578 | 112.574 | -0.4pips | 負 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 27回目 | 売り | 112.526 | 112.484 | +4.2pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 28回目 | 買い | 112.544 | 112.541 | -0.3pips | 負 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 29回目 | 買い | 112.543 | 112.539 | -0.4pips | 負 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 30回目 | 売り | 112.417 | 112.111 | +30.6pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 31回目 | 買い | 112.166 | 112.183 | +1.7pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 32回目 | 買い | 112.164 | 112.172 | +0.8pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 33回目 | 買い | 112.191 | 112.349 | +15.8pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 34回目 | 売り | 112.422 | 112.388 | +3.4pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 35回目 | 買い | 112.466 | 112.481 | +1.5pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 36回目 | 買い | 112.439 | 112.543 | +10.4pips | 勝 |
平均足と一目均衡表の雲を使ったシンプルトレード | 37回目 | 売り | 112.486 | 112.427 | +5.9pips | 勝 |
検証結果考察
トレード手法の良い点
エントリー機会の多さ
5営業日で37回のトレード機会ですから、1日7回~8回程度のトレード機会が得られます。
デイトレードでも、十分なトレード機会が確保できると言っていいでしょう。
エントリータイミングの明確さ
このトレード手法では
エントリータイミングも
エグジットタイミングも
明確です。
素人がやっても、プロがやっても、同じタイミングでエントリー・エグジットすることができます。
技量に左右されない分、初心者にもおすすめできるトレード手法となっています。
トレード手法の悪い点
勝率が低い
勝率:64.9%
というのは、決して悪い勝率ではありませんが、良い勝率とも言えません。
このトレード手法では、トレンドの形成開始時点からエントリーしようとしているため、だましも多くなり、勝率が下がってしまうのです。
改善できる点
「雲」が薄いときはトレードしない
今回実験してみてわかったことは、負けているときは、大抵は「雲」の厚さが薄い、レンジ相場のときに負けているのです。
例えば
というようなルールを適用させれば、トレード機会は減るものの、だましを回避する確率は上がり、勝率が上がると予想されます。
まとめ
平均足と一目均衡表によるシンプルトレードの検証結果としては
- 十分な儲けを期待できるトレード手法
- トレード機会がかなり多いトレード手法
- エントリータイミング、エグジットタイミングが明確なトレード手法
ということがわかります。
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