【海外FXトレード手法1週間検証ブログ】ボリンジャーバンドと遅行スパン(遅行線)だけのシンプルトレード/勝率61.5%、+93.6pips勝

海外FXトレード手法検証ブログでは、ハイレバレッジトレードができる海外FXで「稼げる可能性の高い」トレード手法、トレードテクニックを実際に1週間テストしてみて、どのくらいの勝率になるのか?どのくらいのpipsが稼げるのか?を実際にトレードをしてみて、検証する海外FXブログです。高い勝率のトレード手法があれば参考にしてください。

検証したトレード手法の概要

今回は「ボリンジャーバンド」「遅行スパン(遅行線)」というオシレーター系のテクニカル分析指標を利用したトレードテクニックです。

「ボリンジャーバンド」とは?

相場の振れ幅(ボラティリティ)を一定期間の価格データから測定し、統計学を利用した「標準偏差」を利用して、価格の変動範囲を予測し、チャート上に表示するテクニカル指標のこと

を言います。

移動平均線に価格の変動率と標準偏差を盛り込んでボリンジャーバンドは形成されます。標準偏差をグラフ化することで、将来の為替レートの推移を統計的な確率論から予測することができるのです。

「ボリンジャーバンド」とは?

標準偏差では

  1. プラスマイナス1σに入る割合:68.26%
  2. プラスマイナス2σに入る割合:95.44%
  3. プラスマイナス3σに入る割合:99.73%

となります。

基準となる真ん中の線は、移動平均線であり、「ミドルライン」「センターライン」と呼ばれます。

今回利用するボリンジャーバンドは「±3σ」のみですので、下記のように予想することができます。

基本的な考え方は

「+3σ」よりも、実勢レートが上に来ている

→ 0.27%しか発生しないレアな事象
→ この後のレートは「+3σ」の内側に戻る可能性が高い
→ 「売り」エントリーで勝つ可能性が高い

「-3σ」よりも、実勢レートが下に来ている

→ 0.27%しか発生しないレアな事象
→ この後のレートは「-3σ」の内側に戻る可能性が高い
→ 「買い」エントリーで勝つ可能性が高い

というものになります。

MT4/MT5の設定

インジケーターの「Bollinger Bands」を選択

MT4/MT5の設定
  • 期間「20」
  • 標準偏差「3」
  • スタイル:緑

今回は、「±3σ」しか利用しませんので、標準偏差は「3」を選択します。

遅行スパン(遅行線)とは?

実勢レートを26日分(ローソク足26個分)後ろにずらした線のこと

を言います。

  • 1分足なら26分前の価格
  • 5分足なら130分前の価格
  • 1時間足なら26時間前の価格

をつなげたものが「遅行スパン(遅行線)」です。

実際にこのように表示されます。実勢レートがローソク足26本分だけ後ろにずれているのがわかると思います。

遅行スパン(遅行線)とは?
man
「そんなシンプルなテクニカル分析指標って、役に立つの?」

実は、多くのプロトレーダーが「遅行スパン(遅行線)」を利用しています。

なぜならば・・・

前回の結果をベースに今の結果がどうなっているのか?を推し量ることは非常に重要なことだからです。
  • 企業の決算発表でも、必ず「前期比」「前年対比」が用いられます。
  • 国の統計データでも、必ず「前年対比」「前月対比」が用いられます。
  • 学生の成績だって、前回のテストより○点上がった、下がったと比較するはずです。

現在の状態を正確に把握するためには「過去との比較」が非常に重要になるのです。

これをFXトレードで利用できるのが「遅行スパン(遅行線)」であり、いろいろなトレード戦略の中に組み込まれているのです。

MT4/MT5の設定

「遅行スパン(遅行線)」は「一目均衡表」というインジケーターの一部の機能ですので、「一目均衡表」を表示されます。

MT4/MT5の設定
  • 転換線:None
  • 基準線:None
  • 遅行スパン:ピンク
  • 先行スパンA:None
  • 先行スパンB:None

「遅行スパン」しか利用しないので、他のものは「None」にします。

今回のボリンジャーバンドと遅行スパン(遅行線)だけのシンプルトレードとは

ボリンジャーバンドの「±3σ」と遅行スパンが交差するときにポジションを持つトレード手法です。

遅行スパンは、実勢レートをローソク足26個分前にずらした線です。
ボリンジャーバンドの「±3σ」は実勢レートの確率0.27%でしか発生しないラインです。

  • 「遅行スパン(遅行線)」がボリンジャーバンドの「+3σ」を上に抜けたら「買い」エントリー
  • 「遅行スパン(遅行線)」がボリンジャーバンドの「-3σ」を下に抜けたら「売り」エントリー

というシンプルなトレード手法を採用します。

man
「なぜ、遅行スパン(遅行線)がボリンジャーバンドの「±3σ」を抜けたときにエントリーするの?」
  • 「遅行スパン(遅行線)」がボリンジャーバンドの「+3σ」を上に抜ける
    ≒ローソク足26個分過去の0.27%しか発生しない確率のライン(+3σ)を現在の実勢レートが抜けている
    ≒強い上昇トレンドが発生している → 「買い」エントリー
  • 「遅行スパン(遅行線)」がボリンジャーバンドの「-3σ」を下に抜ける
    ≒ローソク足26個分過去の0.27%しか発生しない確率のライン(-3σ)を現在の実勢レートが抜けている
    ≒強い下降トレンドが発生している → 「売り」エントリー

と考えるからです。

今回のボリンジャーバンドと遅行スパン(遅行線)だけのシンプルトレードとは

非常にシンプルな考え方ですが

  • 過去の成績よりも今の成績が良かったから、学力は上昇している
  • 今回は学年10位に入らなかったけど、前回の基準であれば学年10位に入っていたから、学力は上昇している

と判断するのと同じことです。

ボリンジャーバンドと遅行スパン(遅行線)だけのシンプルトレードの特徴

今回のトレード手法は

  1. ローソク足26個分過去にずらして実勢レートを表示する「遅行スパン(遅行線)」
  2. 0.27%しか発生しない確率のライン「ボリンジャーバンドの±3σ」

の2つの線が交差するところでポジションを持つトレード手法となります。

実勢レートが「ボリンジャーバンドの±3σ」を超えることは、確率が0.027%ですのでほとんどなく、ボリンジャーバンドだけを使うトレード手法の場合は「±2σ」を使うのが一般的なのですが、「遅行スパン(遅行線)」で過去にずらすことで、「±3σ」が機能することになります。

今回は5分足を採用しますが、130分前にずらした実勢レートが、その時の0.027%しか出現しない「±3σ」を超えているということは「強いトレンドが発生している」と判断することができるからです。

ボリンジャーバンドと遅行スパン(遅行線)だけのシンプルトレードのメリットデメリット

メリット

  • 強いトレンドが発生することが多いので、一回の勝ち幅が大きい
  • エントリーポイントが明確
  • エグジットポイントが明確
  • エントリー機会は多い
  • 損小利大ができている

デメリット

  • 勝率はそこまで高くない
  • だましが多い

ボリンジャーバンドと遅行スパン(遅行線)だけのシンプルトレードのエントリータイミング

ボリンジャーバンドと遅行スパン(遅行線)だけのシンプルトレードのエントリータイミング ボリンジャーバンドと遅行スパン(遅行線)だけのシンプルトレードのエントリータイミング

手順その1.ボリンジャーバンドの「±3σ」と「遅行スパン(遅行線)」が交差したらエントリー

  • 「遅行スパン(遅行線)」がボリンジャーバンドの「+3σ」を上に抜けたら「買い」エントリー
  • 「遅行スパン(遅行線)」がボリンジャーバンドの「-3σ」を下に抜けたら「売り」エントリー

ボリンジャーバンドと遅行スパン(遅行線)だけのシンプルトレードのエグジットタイミング

手順その1.「遅行スパン(遅行線)」がボリンジャーバンドの「±3σ」の内側に入ったらエグジット

「買い」ポジション保有時

  • 「遅行スパン(遅行線)」がボリンジャーバンドの「+3σ」の内側に入ったらエグジット

「売り」ポジション保有時

  • 「遅行スパン(遅行線)」がボリンジャーバンドの「-3σ」の内側に入ったらエグジット

ボリンジャーバンドと遅行スパン(遅行線)だけのシンプルトレードのトレード検証

MT4/チャート/テクニカル分析の設定

  • 5分足
  • 米ドル/円
  • ボリンジャーバンド「標準偏差:3」「期間:20」
  • 一目均衡表(遅行スパン)「基準線:26」

トレードルール

  • 「遅行スパン(遅行線)」がボリンジャーバンドの「+3σ」を上に抜けたら「買い」エントリー
  • 「遅行スパン(遅行線)」がボリンジャーバンドの「-3σ」を下に抜けたら「売り」エントリー
  • 「買い」ポジション保有時に「遅行スパン(遅行線)」が「+3σ」の内側に入ったらエグジット
  • 「売り」ポジション保有時に「遅行スパン(遅行線)」が「-3σ」の内側に入ったらエグジット

検証期間

2018年12月10日~2018年12月14日

2018年12月10日

2018年12月10日

ポジション方向「売り」
エントリー:112.267
エグジット:112.355

-8.8pips損失

ポジション方向「買い」
エントリー:112.473
エグジット:112.395

-7.8pips損失

ポジション方向「買い」
エントリー:112.547
エグジット:112.728

+18.1pips儲け

ポジション方向「買い」
エントリー:112.784
エグジット:112.886

+10.2pips儲け

2018年12月10日~2018年12月11日

2018年12月10日~2018年12月11日

ポジション方向「買い」
エントリー:113.104
エグジット:113.195

+9.1pips儲け

ポジション方向「買い」
エントリー:113.322
エグジット:113.296

-2.6pips損失

ポジション方向「売り」
エントリー:113.153
エグジット:113.157

-0.4pips損失

ポジション方向「売り」
エントリー:113.131
エグジット:113.049

+8.2pips儲け

ポジション方向「買い」
エントリー:113.108
エグジット:113.088

-2.0pips損失

ポジション方向「買い」
エントリー:113.102
エグジット:113.121

+1.9pips儲け

2018年12月11日~2018年12月12日

2018年12月11日~2018年12月12日

ポジション方向「売り」
エントリー:113.052
エグジット:113.054

-0.2pips損失

ポジション方向「買い」
エントリー:113.13
エグジット:113.152

+2.2pips儲け

ポジション方向「買い」
エントリー:113.224
エグジット:113.383

+15.9pips儲け

ポジション方向「買い」
エントリー:113.389
エグジット:113.386

-0.3pips損失

2018年12月12日

2018年12月12日

ポジション方向「買い」
エントリー:113.44
エグジット:113.457

+1.7pips儲け

ポジション方向「売り」
エントリー:113.404
エグジット:113.382

+2.2pips儲け

ポジション方向「売り」
エントリー:113.359
エグジット:113.261

+9.8pips儲け

2018年12月12日~2018年12月13日

2018年12月12日~2018年12月13日

ポジション方向「買い」
エントリー:113.323
エグジット:113.434

+11.1pips儲け

ポジション方向「売り」
エントリー:113.398
エグジット:113.424

-2.6pips損失

2018年12月13日~2018年12月14日

2018年12月13日~2018年12月14日

ポジション方向「買い」
エントリー:113.523
エグジット:113.5

-2.3pips損失

ポジション方向「買い」
エントリー:113.509
エグジット:113.638

+12.9pips儲け

ポジション方向「売り」
エントリー:113.528
エグジット:113.54

-1.2pips損失

ポジション方向「売り」
エントリー:113.519
エグジット:113.488

+3.1pips儲け

2018年12月14日

2018年12月14日

ポジション方向「買い」
エントリー:113.534
エグジット:113.536

+0.2pips儲け

ポジション方向「買い」
エントリー:113.596
エグジット:113.628

+3.2pips儲け

ポジション方向「売り」
エントリー:113.487
エグジット:113.367

+12.0pips儲け

検証結果

トレード回数:26回
勝敗:16勝10敗
勝率:61.5%
損益:+93.6pips
1回のトレード損益:+3.6pips
手法回数エントリー方向エントリーエグジット損益勝敗
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード1回目売り112.267112.355-8.8pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード2回目買い112.473112.395-7.8pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード3回目買い112.547112.728+18.1pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード4回目買い112.784112.886+10.2pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード5回目買い113.104113.195+9.1pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード6回目買い113.322113.296-2.6pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード7回目売り113.153113.157-0.4pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード8回目売り113.131113.049+8.2pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード9回目買い113.108113.088-2.0pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード10回目買い113.102113.121+1.9pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード11回目売り113.052113.054-0.2pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード12回目買い113.130113.152+2.2pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード13回目買い113.224113.383+15.9pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード14回目買い113.389113.386-0.3pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード15回目買い113.440113.457+1.7pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード16回目売り113.404113.382+2.2pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード17回目売り113.359113.261+9.8pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード18回目買い113.323113.434+11.1pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード19回目売り113.398113.424-2.6pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード20回目買い113.523113.500-2.3pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード21回目買い113.509113.638+12.9pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード22回目売り113.528113.540-1.2pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード23回目売り113.519113.488+3.1pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード24回目買い113.534113.536+0.2pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード25回目買い113.596113.628+3.2pips
遅行線とボリンジャーバンドのシンプルトレード26回目売り113.487113.367+12.0pips

検証結果考察

トレード手法の良い点

トレードタイミングの明確さ

このトレード手法の最大のメリットは「シンプル」「わかりやすい」ことです。

2つのテクニカル分析指標「遅行スパン(遅行線)」と「ボリンジャーバンドの±3σ」が交差したときにエントリー、また交差したらエグジット

ですから、とくに何も考えずにトレードすることが可能です。

初心者でも、十分に活用できる簡単さです。

勝ち幅が大きい

強いトレンドが形成されたときにエントリーできる可能性が高いため、それなりに一回のトレードの勝ち幅が大きくなります。

10pips~20pipsの勝ち幅があるので、スプレッドが広めの海外FX業者でも利益を出せる可能性が高いのです。

トレード機会の多さ

5日で26回のトレード機会

ですから、デイトレードであれば1日5回~6回のチャンスがあるので、利益も積み上げやすいトレード手法となっています。

トレード手法の悪い点

勝率が低い

勝率:61.5%

というのは、悪い数字ではありませんが、高い数字でもありません。少しだけ「遅行スパン(遅行線)」が「±3σ」からはみ出してすぐに戻ってしまう「だまし」があるので、これに騙されないようにすることが重要です。

改善できる点

「だまし」をいかに排除するか?

勝率が高くないので、勝率を上げるためには「だまし」をいかに排除するのか?が重要になります。

今回は、シンプルに「ボリンジャーバンドの±3σ」と「遅行スパン(遅行線)」の2つのテクニカル分析指標だけでしたが、慣れてきたら、「移動平均線」なども使いながら、「だまし」を排除する形を取れば、勝率、利益ともに伸びていくはずです。

まとめ

ボリンジャーバンドと遅行スパン(遅行線)だけのシンプルトレードの検証結果としては

  • シンプルでエントリータイミングが明確なトレード手法
  • 損小利大ができるトレード手法
  • エントリー機会の多いトレード手法

ということがわかります。

teacher
最大の特徴は「シンプル」であることですので、素人がやっても、FXの上級者がやっても、このトレード手法であれば同じタイミングでエントリーして、同じタイミングでエグジットするのですから、トレード成績は変わりません。初心者の方におすすめできるトレード手法と言えます。

おすすめの海外FXトレード手法はこちら

おすすめの海外FX業者はこちら
海外FXおすすめ
海外FXプロトップページ
海外FX
海外FX業者のスプレッドをリアル口座で比較したデータはこちら
海外スプレッド

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

アバター画像

FX(海外FX中心)・バイナリーオプション・不動産投資など、投資歴10年、ほぼ投資だけでご飯を食べています。FXを中心として、様々な投資関連の情報を実際に実行しながら発信します。1000万円単位の失敗投資もたくさんしています。 FX資産額:3,000万円 保有不動産:2億円・7戸(戸建て中心) 借金:0円