海外FXトレード手法検証ブログでは、ハイレバレッジトレードができる海外FXで「稼げる可能性の高い」トレード手法、トレードテクニックを実際に1週間テストしてみて、どのくらいの勝率になるのか?どのくらいのpipsが稼げるのか?を実際にトレードをしてみて、検証する海外FXブログです。高い勝率のトレード手法があれば参考にしてください。
検証したトレード手法の概要
今回は「VQ」「ADX」「BBレシオ」というオシレーター系のテクニカル分析指標を利用したトレードテクニックです。
「VQ」とは
を言います。
計算式はかなり複雑で
Open_n ~ Close_n:4本値それぞれのn日移動平均値
Close_n(k) :k日前の「終値のn日移動平均値」
TR:True Lengh(真の値幅)
変動量の平均値に変化率を掛け算
VQ’_y :前日のVQ'(最初は前日終値)
パラメータを投資家自身で調整するためには、仕組みや計算ロジックを知る必要がありますが
初心者の方は
- 矢印でエントリーすべき方向を教えてくれるわかりやすテクニカル分析指標
- ベースは4本値の平均値の変動量
であることを理解しておけば良いでしょう。
MT4/MT5の設定
「MTF_VQ」というインジケーターをインストールします。
- Length:5
- Medhod:Smoothed
- Smoothing:3
としています。
「ADX」とは
ADXは
- ADX(Average Directional Index)
- +DI(Directional Indicator)
- -DI(Directional Indicator)
の3本の指標でトレンドの強さを計る指標です。
- +DM = 当日の高値 - 前日の高値(上昇幅:上昇方向の増加分 → 上昇の強さ)
- -DM = 前日の安値 - 当日の安値(下落幅:下落方向の増加分 → 下落の強さ)
- 実質変動幅(TR) = 実質変動幅
- +DI = (14日間の+DMの合計) / (14日間のTRの合計) × 100%
- -DI = (14日間の-DMの合計) / (14日間のTRの合計) × 100%
- ADX = +DIと-DIの差
を示します。
- +DI → 買い手の強さ
- -DI → 売り手の強さ
を示します。
そのため、
- +DI線が-DI線よりも上にあるときは「買い優勢」→「上昇トレンド」
- +DI線が-DI線よりも下にあるときは「売り優勢」→「下降トレンド」
となり、
と判断されます。
- ADX線 → トレンドの強さ
を示します。
- ADX線が上部にいるとき → 強いトレンド
- ADX線が下部にいるとき → 弱いトレンド
- ADX線が上昇するとき → これから強いトレンドが発生する
- ADX線が下降するとき → これからトレンドが収まる
ことがわかります。
今回のトレードでは「ADX線」のみにフォーカスして
という点のみエントリーに利用します。
MT4/MT5の設定
「ADX」を選択します。
- Period:14
としています。
「BBレシオ」とは
「ボリンジャーバンド」と「BBレシオ」を両方表示させてみると
- ボリンジャーバンド幅が広がる → 「BBレシオ」が上昇する
- ボリンジャーバンド幅が狭まる → 「BBレシオ」が下降する
という特徴があります。
「ボリンジャーバンド」のバンド幅に関しては
- ボリンジャーバンド幅が広がる → 強いトレンド発生
- ボリンジャーバンド幅が狭まる → レンジ相場・弱いトレンド
となります。
つまり、
「BBレシオ」が下降する → レンジ相場・弱いトレンド
ということがわかります。
MT4/MT5の設定
「BBandWidthRatio」というインジケーターをインストールします。
- BBand Period:20
- Standard Debiation:2.5
としています。
今回のADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレードとは
- 4本値の平均値をベースにしてトレンドの強弱を計る「VQ」
- 前日と当日の変動幅をベースにしてトレンドの強弱を計る「ADX」
- ボリンジャーバンドのバンド幅をベースにしてトレンドの強弱を計る「BBレシオ」
3種類のトレンドの強弱を計ることのできるテクニカル分析指標を使って、エントリーするトレード手法となっています。
「VQ」は、わかりやすくい「矢印」が表示されるので、「VQ」をベースにします。
- 「VQ」の上向き矢印が発生(上昇トレンド発生の可能性大)で「買い」エントリー準備
- 「ADX」と「BBレシオ」が共に右肩上がりに上昇したときに「買い」エントリー
- 「VQ」の下向き矢印が発生(上昇トレンドの終了の可能性第)でエグジット
- 「VQ」の下向き矢印が発生(上昇トレンド発生の可能性大)で「売り」エントリー準備
- 「ADX」と「BBレシオ」が共に右肩上がりに上昇したときに「売り」エントリー
- 「VQ」の上向き矢印が発生(上昇トレンドの終了の可能性第)でエグジット
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレードの特徴
今回のトレード手法は
- 4本値の平均値をベースにしてトレンドの強弱を計る「VQ」
- 前日と当日の変動幅をベースにしてトレンドの強弱を計る「ADX」
- ボリンジャーバンドのバンド幅をベースにしてトレンドの強弱を計る「BBレシオ」
の3つの種類の違うトレンドの強弱を計る指標を重ねて、トレード機会を探るトレード手法となります。
- 3つともトレンド発生のサインが出たら → エントリー
- 一つでもトレンド発生のサインが出ていなかったら → エントリー見送り
となります。
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレードのメリットデメリット
メリット
- 勝率が高い
- トレンドの形成されはじめからポジションを持つこともあるので勝ち幅が大きい
- だましが少ない
デメリット
- エントリータイミングが明確ではなく、個人の判断によってタイミングがずれてしまう
- エントリー機会が少ない
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレードのエントリータイミング
手順その1.「VQ」の矢印が出現したらエントリー準備
まずは「VQ」の矢印に注目します。
- 上向き矢印が発生したら → 「買い」エントリー準備
- 下向き矢印が発生したら → 「売り」エントリー準備
手順その2.「ADX」と「BBレシオ」の傾きに注目して、エントリー
上向き矢印が発生:「買い」エントリー準備
- 「ADX」と「BBレシオ」が両方とも上昇したら、「買い」エントリー
※30度以上の傾きが理想
下向き矢印が発生:「売り」エントリー準備
- 「ADX」と「BBレシオ」が両方とも上昇したら、「売り」エントリー
※30度以上の傾きが理想
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレードのエグジットタイミング
エグジットタイミングその1.逆向きの「VQ」の矢印が出現したらエントリー準備
「買い」ポジション
- 「VQ」の下向き矢印が出現したらエグジット
「売り」ポジション
- 「VQ」の上向き矢印が出現したらエグジット
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレードのトレード検証
MT4/チャート/テクニカル分析の設定
- VQ:Length:5、Medhod:Smoothed、Smoothing:3
- ADX:Period:14
- BBレシオ:BBand Period:20、Standard Debiation:2.5
- 5分足
- 米ドル/円
トレードルール
- 「VQ」上向き矢印が発生して「ADX」と「BBレシオ」が両方とも上昇したら「買い」エントリー
- 「VQ」下向き矢印が発生して「ADX」と「BBレシオ」が両方とも上昇したら「売り」エントリー
- 「買い」ポジション保有時に「VQ」の下向き矢印が出現したらエグジット
- 「売り」ポジション保有時に「VQ」の上向き矢印が出現したらエグジット
検証期間
2018年11月12日~2018年11月16日
2018年11月12日
ポジション方向「買い」
エントリー:113.918
エグジット:114.111
+19.3pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:114.005
エグジット:113.94
+6.5pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:113.862
エグジット:113.829
+3.3pips儲け
2018年11月12日~2018年11月13日
ポジション方向「売り」
エントリー:113.657
エグジット:113.691
-3.4pips損失
ポジション方向「買い」
エントリー:113.869
エグジット:113.962
+9.3pips儲け
2018年11月13日~2018年11月14日
ポジション方向「売り」
エントリー:114.043
エグジット:113.951
+9.2pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:114.009
エグジット:113.907
-10.2pips損失
ポジション方向「売り」
エントリー:113.9
エグジット:113.814
+8.6pips儲け
2018年11月14日
ポジション方向「売り」
エントリー:113.841
エグジット:113.858
-1.7pips損失
ポジション方向「売り」
エントリー:113.788
エグジット:113.649
+13.9pips儲け
2018年11月15日
ポジション方向「売り」
エントリー:113.579
エグジット:113.543
+3.6pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:113.522
エグジット:113.549
-2.7pips損失
ポジション方向「売り」
エントリー:113.439
エグジット:113.387
+5.2pips儲け
2018年11月15日~2018年11月16日
ポジション方向「売り」
エントリー:113.343
エグジット:113.229
+11.4pips儲け
ポジション方向「買い」
エントリー:113.371
エグジット:113.402
+3.1pips儲け
ポジション方向「売り」
エントリー:113.432
エグジット:113.398
+3.4pips儲け
2018年11月16日
ポジション方向「売り」
エントリー:113.138
エグジット:112.813
+32.5pips儲け
検証結果
勝敗:13勝4敗
勝率:76.5%
損益:+111.3pips
1回のトレード損益:+6.5pips
手法 | 回数 | エントリー方向 | エントリー | エグジット | 損益 | 勝敗 |
---|---|---|---|---|---|---|
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 1回目 | 買い | 113.918 | 114.111 | +19.3pips | 勝 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 2回目 | 売り | 114.005 | 113.940 | +6.5pips | 勝 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 3回目 | 売り | 113.862 | 113.829 | +3.3pips | 勝 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 4回目 | 売り | 113.657 | 113.691 | -3.4pips | 負 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 5回目 | 買い | 113.869 | 113.962 | +9.3pips | 勝 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 6回目 | 売り | 114.043 | 113.951 | +9.2pips | 勝 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 7回目 | 買い | 114.009 | 113.907 | -10.2pips | 負 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 8回目 | 売り | 113.900 | 113.814 | +8.6pips | 勝 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 9回目 | 売り | 113.841 | 113.858 | -1.7pips | 負 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 10回目 | 売り | 113.788 | 113.649 | +13.9pips | 勝 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 11回目 | 売り | 113.579 | 113.543 | +3.6pips | 勝 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 12回目 | 売り | 113.522 | 113.549 | -2.7pips | 負 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 13回目 | 売り | 113.439 | 113.387 | +5.2pips | 勝 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 14回目 | 売り | 113.343 | 113.229 | +11.4pips | 勝 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 15回目 | 買い | 113.371 | 113.402 | +3.1pips | 勝 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 16回目 | 売り | 113.432 | 113.398 | +3.4pips | 勝 |
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレード | 17回目 | 売り | 113.138 | 112.813 | +32.5pips | 勝 |
検証結果考察
トレード手法の良い点
勝率の高さ
勝率:76.5%
ですから、トレード手法の中でも、かなり高い勝率を記録しています。3つの違う角度からトレンドの発生を検証し、すべてが揃ったときのみエントリーするので、高い勝率が出るのです。
勝ち幅も大きい
勝ちトレードのときの勝ち幅は
平均:+9.9pips
です。5分足のデイトレードだとすれば、十分な勝ち幅と考えて良いでしょう。トレンドの発生時点でエントリーするので、勝ち幅が大きくなりやすく、エグジットのタイミングも、トレンドが続く限り発生しないので、無駄なく、儲けることができます。
トレード手法の悪い点
エントリータイミングが明確ではない
エントリー判断のポイントは
- 「ADX」「BBレシオ」が共に上昇した時
というアバウトなものです。30度以上という、一定の目安はあるものの、都度30度を測れるものではないので、結局個人の目視によるエントリー判断となります。
個人差が出てきてしまうので、勝率もぶれてしまう難しさがあります。
改善できる点
パラメータは色々な調整が可能
- 「VQ」
- 「ADX」
- 「BBレシオ」
ともに、インジケーターの設定で、調整すべき数値があります。
まとめ
ADX・VQ・BBレシオのオシレーター系テクニカル分析によるトレンド分析トレードの検証結果としては
- 高い勝率を実現できるトレード
- 十分な儲けを期待できるトレード手法
ということがわかります。
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