【2017年】海外FX確定申告ガイド。1からわかる手続き・書き方・納税方法

woman
「海外FXで利益が出たけどどうやって確定申告すれば良いの?」
「確定申告書の記入方法が分からない。」
「確定申告の手順が分からない。」
・・・

と自営業の方などで今まで確定申告をしたことがある方の場合は、それほど難しいものではありませんが、会社員の方は会社が代わりに所得税を支払ってくれる源泉徴収がメインになるため、確定申告をしたことがないという方も少なくありません。今回は海外FXで利益が出た際の確定申告の手順を1からわかりやすく解説します。

目次

確定申告って何?

まずはじめに理解するべきなのは「確定申告とは何か?」です。

確定申告とは

納税する年の前年の1月1日~12月31日までの課税期間での収入、支出、各種控除額を計算し、納めるべき所得税の納税額を確定する手続きのこと

です。

所得に対する税金「所得税」を支払うものですから、なんらかの収入を得ている方は確定申告をする必要があるのです。

woman
「でも、私、確定申告したことないけど・・・。」

会社に勤務している方は、会社が代わりに源泉徴収という方法で給料から天引きして所得税を支払ってくれています。会社員で副業がない給与所得のみの方は確定申告をする必要がないのです。

会社員であっても、副業として海外FXで一定額以上の利益を上げた人は確定申告によって所得の申告、所得税の確定をしなければならないのです。

確定申告の期限

確定申告は

2月16日~3月15日に前年の1月1日~12月31日までの所得を申告して、納税をする必要があります。

申告期限:3月15日
納税期限:3月15日

です。※今後は期限が変わる可能性もありますので、常にチェックしておきましょう。

海外FXで利益を出した人で確定申告をしなければならない方の条件

  • 会社に勤務していない方で所得が38万円を超える方
    ※所得は収入から経費を引いた金額です。
  • 会社で勤務している方で海外FXやその他の収入の合計が20万円を超える方
    ※所得ではなく、売上が20万円を超えたら申告する必要があります。

その他海外FXとは関係ありませんが確定申告が必要な方

  • 会社で勤務している方で収入が2000万円を超える方
  • 給与を2ヶ所以上から受けており、その収入と各種所得の合計が20万円を超える方
  • 同族会社の役員や親族で同族会社から給与などの支払いを受けた方

ざっくり言えば

  • サラリーマンやOL、役員の方が海外FXで20万円以上利益がでたら「確定申告」が必要
  • 専業主婦や学生、個人事業主が海外FXを含めて38万円以上の収入があれば「確定申告」が必要

ということです。

確定申告の手順

  1. 前年度の収入や経費をチェックする
  2. 自分が確定申告する必要があるかどうかチェックする
  3. 確定申告に必要な書類を入手する
  4. 確定申告書を作成する
  5. 確定申告書を税務署に提出する
  6. 確定申告で決まった納税額を支払う

確定申告の手順

1.前年度の収入や経費をチェックする

収入や経費を調べる必要があります。

会社から給与をもらっている方の場合は「源泉徴収票」でチェックできます。

海外FXの場合

  • 海外FX業者ごとにマイページにログインして年間の収支を確認する

XMの取引履歴画面

  • 海外FXで利用した経費の領収書をまとめて計算する

2.自分が確定申告する必要があるかどうかチェックする

計算した収入、支出、所得を自分で確認した上で

「前述した条件に当てはまるか」

チェックします。

3.確定申告に必要な書類を入手する

必要な書類は

源泉徴収票

勤務先の会社から渡されるのが「源泉徴収票」です。年間の給与所得などが記載されているので、これを見ながら確定申告書を作成します。途中で転職した方は前職のものも含めて用意します。年金受給者も必要です。

社会保険料の控除証明書

国民年金、国民健康保険、生命保険、地震保険などの保険料控除を利用する際に確定申告書と一緒に提出するべきものです。

医療費の明細書、領収書

医療費控除を利用する場合は医療費の明細書や領収書が必要で、に確定申告書と一緒に提出するべきものです。

住宅ローン控除

住宅ローン控除は住宅ローンを借りたときに10年間控除が受けられるものですが、はじめて受けるときには確定申告が必要になります。住宅借入金等特別控除額の計算明細書、住民票の写し、建物・土地の登記事項証明書、建物・土地の不動産売買契約書(請負契約書)の写し、金融機関の住宅ローンの「残高証明書」などが必要になります。

4.確定申告書を作成する

確定申告書は税務署で用紙を入手することもできますが、一般的なのは「国税庁の確定申告書等作成コーナー」でネット上で作成することができます。作成した確定申告書はe-taxや郵送で提出することができます。

国税庁の確定申告書等作成コーナー
https://www.keisan.nta.go.jp/h28/ta_top.htm

1.「作成開始」ボタンをクリックする

2.「e-tax」か「書面提出」を選ぶ

「e-tax」

メリット:添付書類などの提出が省略できる、還付が速い
デメリット:マイナンバーカードやICカードリーダライタが必要

「書面提出」

メリット:e-taxが使えない方でも対応可能
デメリット:添付書類の用意や郵送など手間がかかる

どちらでも作成する確定申告書に違いはありません。

今回は「書面提出」で説明を進めていきます。

3.同意する

4、一番上の「所得税の確定申告書作成コーナー」を選ぶ

5.赤枠の「全ての所得対応」の「作成開始」ボタンをクリックする

海外FXは雑所得ですので「左記以外の所得のある方(全ての所得対応)」に該当します。

6.申告書の作成をはじめる前のチェック

提出方法選択

「確定申告書等を印刷して税務署に提出する。」を選ぶ

※e-taxを利用する方は上をチェックする

申告の種類

青色申告の承認を受けている方はチェックする

所得・所得控除等の入力フォームについて

「申告書の様式をイメージした入力画面で申告書を作成する」はチェックしておくことをおすすめします。(見やすいため)

7.所得・所得控除等の入力

会社員の方は「給与」を入力します。

源泉徴収表の通りに入力していくだけですので難しいものではありません。

海外FXの所得を「雑(その他)」に入力します。

個人年金ではないので「上記以外(報酬等)」の「入力する」ボタンをクリックします。

海外FX業者ごとに1件ずつ入力していきます。

例:XMの場合

注意が必要なのは海外FX業者は「○○forex」となっていても、これが会社名ではないことが多いということです。サービスブランド名と運営会社名は違うということです。

XMの場合も、正式な会社名はTrading Point (Seychelles) Limitedです。本社の住所などがわからない方は直接サポートに聞いてみると良いでしょう。サイト上に記載されていない海外FX業者もあります。ただし、英文の正式名称を記載しようとしても長すぎてエラーになることも多々あります。「XM」と書いてあっても、とくに税務署から指摘されることはありませんので気にならない方は略所や住所の一部だけでも問題ありません。

  • 源泉徴収票による給与所得の入力
  • 海外FXの収益の入力

が完了すると、ほとんど自動的に税金の計算が行われ

  • 納める税金
  • 還付される税金

が表示されます。

  • ただしく入力されていない箇所がないかどうか?
  • 給与と海外FX以外の売上の漏れ
  • 控除の漏れ

を確認して、問題がなければ次に行きます。

8.住民税の入力

住民税は所得税と同じようでいて、控除の基準が違う点も多いのです。そのため、二度手間な印象はありますが「住民税・事業税に関する事項」もタイトルをクリックして記載する必要があります。

入力しなくても、市区町村が勝手に計算してくれるのですが、住民税の特例などの住民税に関する控除額が反映されません。

9.氏名・住所の入力

10.マイナンバーの入力

11.作成完了

12.「帳票表示・印刷」をクリックする

このような形でPDFでダウンロードされます。

今回作成したサンプル

5.確定申告書を税務署に提出する

PDFをダウンロードしたら、印刷します。

印刷すると

「提出書類のチェックシート」があるのでこれを見ながら添付する書類を用意します。

「添付書類の台紙」があるので、源泉徴収票や本人確認書類、マイナンバーカードはここに貼り付けます。

「提出先税務署の住所」を切り取って、封筒に貼り郵送します。

6.確定申告で決まった納税額を支払う

確定申告では納税してゴールです。確定申告書の提出だけでは完了しません。

納税方法は

  1. 現金による納付
  2. 振替納税
  3. 電子納税(e-tax)
  4. クレジットカード納付(決済手数料発生)

があります。基本的には現金による納税か?クレジットカード決済が簡単です。

現金による納付の場合に注意が必要なのは

「税務署からは、確定申告書の提出後に、納付書の送付や納税通知等によるお知らせはありませんのでご注意ください。」

ということです。

住民税や固定資産税のように納付書が送られてくるわけではありません。

  • 税務署
  • 所轄の税務署管内の金融機関

に用意してある納付書を入手して、自分で書き込んで支払うのです。

納付書の書き方

クレジットカード納付(決済手数料発生)

クレジットカードで簡単に所得税などの税金の支払いが可能です。

国財クレジットカードお支払サイト
https://kokuzei.noufu.jp/

すぐに支払いができるので簡単なのですが

下記の決済手数料(税込)が発生します。

納付税額決済手数料(税込)
1円~10,000円82円
10,001円~20,000円164円
20,001円~30,000円246円
30,001円~40,000円328円
40,001円~50,000円410円

※以降、10,000円を超えるごとに決済手数料82円が加算されます。

ちなみにクレジットカードのポイントも貯まるので「ポイント還元率 > 決済手数料」の場合、クレジットカード納付した方がお得になります。

大抵のクレジットカードでは「決済手数料≒ポイント還元率」でほぼ同じですので、プラスマイナスゼロだと考えましょう。

海外FXで確定申告するときの注意点

領収書は保存しておく

海外FXにしようした通信費やパソコン代などは経費になります。収入から経費を引くことで所得が計算されるので経費が多ければ多いほど、所得は減って、所得税も少額になります。

確定申告では計上した経費に関する領収書は領収書は提出する必要はありません。

保管しておく義務があります。

補完期間は

  • 青色申告の場合:7年
  • 白色申告の場合:5年

です。

多くの方の場合は、5年間は領収書を保管しておかなければならないのです。

税務署が「この取引が怪しい」「経費を過剰計上している」と判断した場合は「お尋ね」で領収書の提出を求められるケースがあります。

このときに「捨ててしまいました。」は通用しないのです。

雑所得である海外FX業者同士は損益通算が可能

  • 海外FX業者A:+30万円
  • 海外FX業者B:-20万円
  • 海外FX業者C:+10万円

なら、「雑(その他)」を入力するときに自動的に損益通算されるので

課税されるのは「合計+20万円」分のみになります。

ここにアフィリエイト報酬やインターネットオークションの報酬なども含まれます。

しかし、

  • 海外FX業者A:+30万円
  • 海外FX業者B:-20万円
  • 海外FX業者C:+10万円
  • 国内FX業者D:-50万円

となっていても、「国内FX業者D:-50万円」分は「雑(その他)」に入力してはいけません。

国内FXは申告分離課税ですので、記載する場所が異なるのです。

国内FXは

「分離課税」の「先物取引に掛かる雑所得」

です。

混同しないように注意が必要です。

副業禁止の会社員の方は住民税は「自分で納付」

確定申告書の「住民税」の記入部分では

住民税の支払方法として

  • 給与から差し引き
  • 自分で納付

を選ぶことができます。

  • 自分で納付

を選んでおかないと、会社側に副業の収入があることがばれてしまうのです。

副業禁止でない会社員の方の場合でも、あまりにも副業の海外FXの収入が多すぎれば、問題視される可能性もありますし、「あいつは儲けているから給料は上げなくてもいいか。」なんてわけのわからない不遇を受けてしまうかもしれません。

海外FXを副業でしている会社員の方は、住民税は自分で支払う方が良いのです。

まとめ

海外FXで利益が出た方のほとんどの方は確定申告をする必要があります。

  • 会社員の方で20万円以上の海外FXの収入があった方
  • 働いていない方で38万円以上の海外FXの収入があった方

は確定申告をするものだと考えておいて間違えはありません。

基本的に

2月16日~3月15日の間に
前年の1月1日~12月31日の所得税を確定する

のが確定申告です。

  • 申告期限:3月15日
  • 納税期限:3月15日

ですので、期限に間に合うように余裕を持って確定申告をすすめましょう。

税金の納付が遅れると延滞税が発生してしまいますので注意が必要です。申告しなかった場合には無申告加算税が加算されます。

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