【体験談】海外FX業者からの国内銀行への海外送金(出金)が拒否された!海外FX業者からの出金した資金はどこに置いておくべきか?

man
「海外FX業者からの銀行への海外送金が拒否された。」
・・・

そんな経験をお持ちの海外FXの投資家の方もいるのではないでしょうか。筆者も、海外FX業者への送金が拒否された経験があります。海外FXで儲けたお金、資金はどの銀行においておくべきなのでしょうか。経験談を解説します。

目次

筆者の海外FXの投資資金管理の状況

筆者の海外FXの投資資金管理の状況

海外FX業者では、資金の出金方法として

  1. 海外送金による銀行への出金
  2. クレジットカードによる出金
  3. 国際決済サービスへの出金
  4. 海外FX業者でへの出金
  5. プリペイドカードでの出金
    ・・・

などが主な出金方法として用意されています。

しかし、

  • クレジットカードによる出金 → 入金した金額までしか出金できない
  • 海外FX業者への出金 → 利用できる海外FX業者が少ない・意味がない
  • プリペイドカードでの出金 → 利用できる海外FX業者が少ない

という理由から、選択肢としては

  1. 海外送金による銀行への出金
  2. 国際決済サービスへの出金

の2択になってきます。

国際決済サービスへの出金の場合は

bitwallet(ビットウォレット)

STICPAY

i-Account

などが有力な選択肢となっています。

筆者の場合は

海外FXで儲けたお金は「国内メガバンクの円口座への出金」を利用してきました。
毎月、全額信託保全のない海外FX業者の資金が100万円を超えると出金しています。

理由としては

  • 日本のメガバンクであれば、経営破綻しても政府が助けるので経営破綻リスクは限りなく小さい
  • 日本語が通じて店舗があるので、資金の動きが取りやすい
  • 海外送金手数料は、1,500円程度ですので、大きな費用負担ではないこと
  • 全額信託保全のない海外FX業者には、大きな資金は預け続けない方が良いという判断
  • 国際決済サービスも、金額が大きすぎると使いにくい(ネッテラーのように使えなくなる可能性が高い)
  • 日本円を基軸通貨として資産管理をしている

というものが挙げられます。。

結果として

毎月一定額の金額を国内銀行の円口座に海外送金で出金する

という方法を取っているのです。

当然ですが、納税などはきちんと申告しています。

海外送金による国内銀行への送金内訳例

海外送金による国内銀行への送金内訳例
  • 送金日:2017年7月6日
  • ユーロ建て口座からの出金:64628.08ユーロ
  • 為替相場:126.63
  • 換算円:8,183,853円
  • 為替手数料:1,500円
  • 国内メガバンクの円口座への出金:8,182,353円

となっています。

出金先銀行の切り替えを検討

出金先銀行の切り替えを検討

この形での海外FX口座からの出金を続けていたのですが、やり方を変えようと検討していました。

  • 海外送金の手数料:1,500円

というのは、大した痛手ではないのですが・・・

隠れたコストとしての「為替手数料」があります。

2017年7月6日の三菱UFJ銀行の為替相場を見てみると

2017年7月6日の三菱UFJ銀行の為替相場を見てみると
Currency通貨名略称 CodeTTSTTBTTM
EuroユーロEUR129.63126.63128.13

となっています。

  • TTS:円→外貨(外貨の買い)
  • TTM:使わない市場レート(仲値)
  • TTB:外貨→円(外貨の売り)

のことを意味しています。

海外FX業者のユーロ建て口座から、国内銀行の円口座への出金ですので

TTBレートの126.63が採用されているということになります。

FXの投資家ならわかる通りで

TTS:129.63
TTB:126.63

TTS=ASK
TTB=BID

ですから、「300pipsもスプレッドがある」ことになってしまいます。

つまりは、

きわめて高額なスプレッドが採用される

ということを意味しています。

  • 三菱UFJ銀行の為替手数料:1.5円(150銭)

なのですから、

  • 為替手数料 = 送金額:64628.08ユーロ × 1.5円 = 9,6942円
この規模の出金の場合は、出金するたびに10万円程度の為替手数料が発生していることになります。

流石にこれではコスト高すぎるので、ソニー銀行の口座に移すことを検討しました。

ソニー銀行

ソニー銀行の為替手数料
通貨基準為替コストシルバーゴールドプラチナ
ユーロ15銭12銭10銭8銭

「優遇プログラム」のランクは利用額によって決まります。

ソニー銀行の為替手数料
プラチナ
月末の外貨預金残高(円換算額) + 月末の投資信託残高(約定日基準) = 合計1,000万円以上

この条件はクリアできるので

  • ソニー銀行の為替手数料:8銭

になるということです。

  • 三菱UFJ銀行の約20分の1

仮にこのケースでソニー銀行への出金の場合

  • 為替手数料 = 送金額:64628.08ユーロ × 0.08円 = 5170円

ですから、5,000円強の為替手数料で済むということになります。

そのため、ソニー銀行の口座開設を行いました。

プラチナ

予想外のソニー銀行の「海外送金拒否連絡」

予想外のソニー銀行の「海外送金拒否連絡」

順調に海外送金で資産をソニー銀行に移していたのですが・・・

予想外のソニー銀行の「海外送金拒否連絡」

海外送金が完了した後数日たってから、ソニー銀行の担当者から連絡が入りました。

staff
「いつも、ソニー銀行をお使いいただいてありがとうございます。
先日、海外送金いただいたお金の件で、何点かご報告があります。」
man
「はい。何でしょうか?」
staff
「ご送金元のTRADING POINT LIMITED様ですが、金融庁の警告書の発出を行った無登録業者に該当しています。弊社のポリシーでは、送金を受け付けることができないのです。今回の出金までは大丈夫ですが、今後は弊社の口座には出金依頼をしないでいただけますでしょうか。送金受付をしている他の銀行をお使いください。」
man
「わかりました。」

金融庁は

無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について

という形で、海外FX業者への警告を行っています。

日本人が自発的に海外のFX業者を使うことには違法性は全くありませんが、海外FX業者が日本人向けに広告宣伝をすることなどはできません。
teacher

金融庁は、日本国内の登録業者(FX業者)に強いレバレッジ規制を引いています。

海外FX業者へ何も対応しないと、顧客を奪われ続けている国内FX業者からクレームが来てしまうため、対処せざるを得ないのです。

しかし、やれることは警告を出すぐらいしかないので、警告をしているのです。

man

なぜ、ソニー銀行は無登録業者からの送金受付ができないの?

想像の範囲を超えませんが・・・

ソニー銀行自体が「外国為替証拠金取引(FX)」サービスを提供していること

が大きな理由だと思われます。

海外FX業者は、顧客を奪われる、かつ国内のレバレッジ制限がかからない強敵ですので、そこからの出金は「敵に塩を送る」ことになってしまうため、銀行のポリシーとして受け付けられない

ということだと考えられます。

man
「じゃあ、海外FXで儲けた資金はどうやって管理するのがベストなのでしょうか?」

その選択肢を解説します。

海外FX業者からの出金した資金はどこに置いておくべきか?

海外FX業者からの出金した資金はどこに置いておくべきか?

その1.利用できる国内銀行に置いておく

ソニー銀行の担当者も言っていましたが・・・

あくまでも、今回の「無登録業者からの海外送金の受取拒否」は

銀行内のポリシー

に従ったものであり、金融庁が強制しているものでもありません。

メガバンクや地銀では、普通に出金を受け付けているのです。

「為替手数料の損」を受け入れられるのであれば、元の形に戻せばよいだけです。

その2.利用できる国内銀行に外貨口座を作って置いておく

海外FXの口座通貨と同じ口座通貨であれば、為替手数料は発生しません。
  • 海外FX:円口座 → 国内銀行:円口座
  • 海外FX:ドル口座 → 国内銀行:ドル口座
  • 海外FX:ユーロ口座 → 国内銀行:ユーロ口座
    ・・・

であれば、問題ないのです。

ドル口座、ユーロ口座から、国内銀行に出金する場合には、国内銀行にも、ドル口座、ユーロ口座を作って、そこに出金しておけば良いのです。

その上で

三菱UFJ銀行のドル口座 → ソニー銀行のドル口座 → ソニー銀行の円口座へ円の両替
三菱UFJ銀行のユーロ口座 → ソニー銀行のユーロ口座 → ソニー銀行の円口座へ円の両替
・・・

という方法を取れば、為替手数料は安く済みます。

その3.外国銀行口座を開設する

海外の銀行口座であれば、出金を受け付けないということは、ほぼ考えられません。

しかも、為替手数料は格段に安いのです。

また、そのまま海外投資をすることも可能です。

海外の銀行口座を開設するためには、現地へ渡航して、英語で口座開設をしなければならないのですが、外国銀行の口座開発サポート業者もいるので、それほど負担なく、外国銀行口座は開設することができます。

今回のソニー銀行の海外送金受取拒否は、銀行自体の判断でしたが、今後、金融庁が国内銀行に強制しないとも限りません。外国銀行口座をいまのうちに用意しておくこともリスクヘッジの一つになるのです。

外国銀行口座は、ネットバンキングや日本のセブン銀行ATMが使えて、信頼性の高い銀行がおすすめです。

その4.国際決済サービス(ウォレット)に資金を置いたままにする

bitwallet(ビットウォレット)

STICPAY

i-Account

など、国際決済サービス(ウォレット)に資金を置いたままにするというのも一つの選択肢です。

i-Account
ただし、国際決済サービス(ウォレット)自体が経営破綻した場合の補償など、不安な点も少なくありません。

ですので

海外FX口座 → 国際決済サービス → 国内銀行口座/外国銀行口座

というように

teacher
少額資金であれば問題ありませんが、比較的高額な資金の場合は、国内外問わず信頼性の高い銀行に資金を移すべきです。

投資資金が少額の場合は、bitwallet(ビットウォレット)をメインの投資資金管理口座にして、利用する海外FX業者のハブとして利用する方法もあります。

金融庁の圧力によって、ネッテラーのように、途中で使えなくなる(海外FX業者、オンラインカジノ業者、バイナリーオプション業者からの入金停止)可能性がありますが、資金が没収されるわけではありません。

ただし、倒産リスクはあるので、金額が高額になったら、倒産リスクの低い銀行に資金を移すことをおすすめします。

資金管理の注意点

資金管理の注意点

海外FX口座に高額な資金を置きっぱなしにしてはいけない!

倒産リスクの高いのは

断トツに「海外FX業者」です。

  • 規制を回避するコスト
  • サポートコスト
  • システム開発コスト
  • 資産保全コスト
    ・・・

など、海外FX業者は、それなりの規模でコストをかけています。収益も大きいのですが、顧客から評価されるサービスでなければ、顧客がいなくなって、すぐに倒産してしまう可能性が出てくるのです。

それに比べれば

  • 国際決済サービス(ウォレット)

などは、資金を動かして、手数料収入を得るだけであり、レバレッジがかかった取引もしませんので、経営破綻のリスクは限りなく小さいのです。

世界的な銀行や日本のメガバンクは、当然それ以上に経営破綻のリスクは小さいと言えます。

前述した4つの方法で、資金を逃がしておけば、まずお金が無くなることはありません。

やってはいけないことは

投資に必要な証拠金以上の高額な資金を海外FX口座に置いておく

ということです。

このリスクは思った以上に大きいのです。

先を見越したリスク分散が必要

今回の筆者のように

予想外の指摘で海外FX業者からの出金を受け付けてもらえない

という可能性はゼロではありません。

また、年々世界的な規制強化の動きは強まっています。

だとすれば、高額な資金を持っている投資家の方ほど、資産のリスク分散をしていくべきなのです。
  • 銀行を国内・海外で分散する
  • 保有する通貨を、日本円・外貨で分散する
  • 保有する投資先を、現預金・証券・不動産で分散する
    ・・・

などがあります。

投資の格言で

卵は一つのカゴに盛るな

というものがあります。

  • 世界的な規制の流れ
  • 世界経済の動き

は、加速し続け、すぐに変化が訪れます。

そのときに資金を一つのカゴに入れておくのはリスクでしかないのです。

まとめ

筆者は、海外FXで儲けたお金は、国内銀行口座に移す形を取っています。

その理由は

  • 日本のメガバンクであれば、経営破綻しても政府が助けるので経営破綻リスクは限りなく小さい
  • 日本語が通じて店舗があるので、資金の動きが取りやすい
  • 海外送金手数料は、1,500円程度ですので、大きな費用負担ではないこと
  • 全額信託保全のない海外FX業者には、大きな資金は預け続けない方が良いという判断
  • 国際決済サービスも、金額が大きすぎると使いにくい(ネッテラーのように使えなくなる可能性が高い)
  • 日本円を基軸通貨として資産管理をしている

というものがあります。

今回は

  • 為替手数料の高いメガバンク → 為替手数料の安いネット銀行

への切り替えで、「為替手数料のコスト削減」を意図しましたが・・・

海外FX業者(金融庁から無登録業者として警告を受けている業者)からの出金は拒否されました。

teacher
この教訓からは、資金管理の方法を変える必要性があると考えました。

海外FX業者からの出金した資金はどこに置いておくべきか?

  1. その1.利用できる国内銀行に置いておく
  2. その2.利用できる国内銀行に外貨口座を作って置いておく
  3. その3.外国銀行口座を開設する
  4. その4.国際決済サービス(ウォレット)に資金を置いたままにする

という方法が考えられます。

世界的な規制の強化、世界経済の変化のスピードが年々早くなっている状況下では、資金が大きい投資家ほど、卵を同じカゴに入れない、リスク分散の必要性が高まっています。上記の方法を参考に、できる範囲で資産のリスク分散を検討しましょう。