海外FXの基礎知識 2022年12月1日更新おく先生

【保存版】海外FX口座出金方法ガイド・出金手数料比較

man

「海外FX口座からお金を出金する方法にはどのようなものがあるの？」
「海外FX口座のクレジットカード出金ってどういうこと？」
「手数料の安い出金方法には何があるの？」
「海外FXの出金方法の選択肢のメリットデメリットを教えてください。」

海外FX口座の出金方法について、疑問をお持ちの投資家はかなりの数いると思います。今回は海外FX口座の出金方法を詳しく比較しながら解説していきます。

海外FX口座からの出金方法は海外FX業者ごとに違う！

国内FX口座の場合は、出金するときは日本の銀行口座へリアルタイム出金が基本で、遅くとも翌営業日には無料で出金が可能です。

海外FX口座の場合には、FX口座自体が海外FX業者が投資家の顧客資金を預けている外国の銀行口座に作られるので、必然的に日本の銀行口座への出金は「海外送金」という手順が必要になってしまいます。

しかし、近年、国際決済サービスやビットコインなどの仮想通貨、クレジットカードやデビットカードなど世界中で使える決済手段が増えてきているため、海外FX口座の出金方法も、かなりの数の選択肢があるのです。

しかしながら、それと反するように日本の金融庁は海外FX業者が利用する送金業者に圧力をかけ、日本の銀行口座への出金方法を制限しているのです。国際決済サービスの大手ネッテラー（NETELLER）が海外FXやバイナリーオプションの送金から撤退したのもそれが理由となっています。

金融庁との兼ね合いがあるため、海外FX口座からの出金方法は海外FX業者ごとに使える手段が違うのです。さらに結構頻繁に利用できる出金方法が変わります。（※金融庁の圧力で利用できなくなると入れ替えるのです。）

投資家にとってみれば、出金方法は海外FXを比較するときの重要な比較項目にもなっています。

海外FX口座からの出金方法の種類

大きく分けると海外FX口座からの出金方法の種類は

海外FX口座（海外銀行口座）から日本の銀行口座への「海外送金」
海外FX口座（日本国内の銀行口座）から日本の銀行口座への「国内送金」
クレジットカード（デビットカード）の入金分をキャンセル処理する「クレジットカード出金」
オンライン銀行へ出金する「国際決済サービス」
海外FX口座連動のプリペイドカード（デビットカード）でATMから出金する「プリペイドカード」
仮想通貨を出金する「オンラインウォレット」

の6種類があります。

一つずつ出金方法をメリットデメリット、使い方に分けて比較していきます。

おすすめの出金方法はこちら

海外FXおすすめの出金方法ランキング。出金手数料が安い出金方法はこれだ！

「海外送金」による出金

一番オーソドックスな出金方法が「海外送金」による出金です。

通常の海外銀行の銀行口座から、日本の銀行口座へ送金する方法です。これは海外FXに限った話ではなくだけでなく、日常的に利用される送金方法です。

海外FXの資金管理のため香港HSBCの銀行口座を開設してきました。HSBC銀行口座開設の全手順を解説

手順

１．海外FX業者のマイページから「銀行送金（Bank Wire Transfer）」を選択する

２．銀行口座情報を入力する

お名前（フルネーム）：
住所：
銀行口座番号：
銀行名：
SWIFTコード：
銀行所在地：
支店名：
支店コード：
出金額 :

注意点

SWIFTコードとは

国際標準化機構によって世界中の銀行ごとに割り振られた識別コードのことです。海外送金のときには送金したい日本の銀行のSWIFTコードを入力する必要があります。

みずほ銀行　MHCBJPJT
三菱東京UFJ銀行　BOTKJPJT
三井住友銀行　SMBCJPJT
・・・

があります。

日本の金融機関のSWIFTコード一覧

SWIFTコードのない銀行（ネット銀行など）には海外送金はできないので注意が必要です。

３．送金される

手数料

1回の送金に付3000円～5000円が相場となっています。

三菱東京UFJ銀行の場合

被仕向送金取扱手数料：2500円
円為替取扱手数料：1500円

1回：4,000円（税込）

※ドル口座から日本円口座への送金の場合はこれに加えて為替手数料が発生します。

メリット

ほとんどの海外FX業者で利用できる出金方法

デメリット

送金手数料が高い
金額が大きいと銀行の担当者から「何の目的の出金なのか？」確認が入る
送金が完了するまでに3営業日～5営業日の時間がかかる
ネット銀行などSWIFTコードのない銀行へは送金できない
利用できない銀行がある（ソニー銀行など）

「国内銀行送金」による出金

手数料が安く、すぐに出金できるのが「国内銀行送金」による出金です。

日本国内の銀行に口座を持っている海外FX業者、もしくは決済代行サービス会社を利用することで、日本国内の銀行から、日本国内の銀行への送金、つまり「振込」扱いで出金できる出金方法のことです。振込ですので、手数料が格安という特徴があります。

【検証】結局、海外FXの出金方法はどれが一番安いのか？10万円出金する場合の全出金方法の手数料を完全比較

金融庁の圧力によって、この出金方法を採用している海外FX業者は、かなり少なくなっています。