海外FXで儲けたお金を出金する際にはどの出金方法が一番安く出金できるのでしょうか?今回は、海外FXの出金方法の手数料の安さについて解説します。
海外FXの出金方法はどれが一番安いのか?徹底比較検証
クレジットカードによる出金
利用した海外FX業者:LAND-FX(円口座)
日付/時間 | 通貨 | 金額 | 種類 | 詳細 | 状況 |
---|---|---|---|---|---|
2017/3/12 21:59 | JPY | 50,000 | Credit Card | Withdrawal | 承認 |
クレジットカード明細
ご利用日 | ご利用店名及び商品名 | 家族 | 支払区分 | リボ変更 | ご利用金額 | お支払月 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2017/3/13 | LANDFX(****) | – | 1回 | – | ‐50,000円 | 2017/05 | – |
クレジットカード出金にかかった時間
1日
クレジットカードによる出金の手数料
出金依頼額:50,000円
出金完了額:50,000円
手数料:0円
10万円出金する場合の出金手数料(海外FX業者円口座から日本の銀行の円口座への送金)
手数料:0円
クレジットカードによる出金の制限・注意点
- クレジットカードで入金した場合は、その金額の出金は、クレジットカードでしか出金できない
- クレジットカードで入金した金額を超える金額は、クレジットカードで出金できない
- クレジットカードでの入金から、一定期間が経過すると、クレジットカードで出金できない
海外送金による出金
利用した海外FX業者:AXIORY(ドル口座)
注文番号 | 入出金時間 | アカウントNo | 適用 | 単位 | 出金金額 | 入金金額 |
---|---|---|---|---|---|---|
– | 2018.04.03 22:49:34 | – | 020 – Withdrawal Worldclear | USD | 32,039.15 | – |
外国送金・本支店間外貨送金計算書(被仕向送金)
- 取り扱い日:2018年4月6日
- ご送金額:32014.15ドル
- 為替相場:106.22
- 換算円価額:340,0543円
- 手数料:1,500円
- 差し引き金額:3,399,043円
2018年4月6日の為替相場
Currency | 通貨名 | 略称 Code | TTS | TTB | TTM |
---|---|---|---|---|---|
US Dollar | 米ドル | USD | 108.22 | 106.22 | 107.22 |
- TTS=ASK
- TTB=BID
- TTM=TTSとTTBの仲値
海外送金による出金にかかった時間
3日
海外送金による出金の手数料
出金依頼額:32,039.15ドル(TTM換算:3,435,238円)
出金完了額:3,399,043円
手数料:36,195円
内訳
送金元・中継銀行の送金手数料:25.00ドル(TTM換算:2,681円)
受取銀行の送金手数料:1,500円
米ドル → 日本円 の為替手数料:32,014円
10万円出金する場合の出金手数料(海外FX業者円口座から日本の銀行の円口座への送金)
手数料:4,181円
海外送金による出金の制限・注意点
- 日本の銀行が受け取りをしてくれないケースがある(グループ会社にFX会社がある場合など)
- 日本の銀行の口座通貨と海外FX業者の口座通貨が違う場合には「為替手数料」が発生する
国際決済サービス(bitwallet)による出金
利用した海外FX業者:IFCMarkets(ドル口座)
番号 | 金額 | から | へ | 受け | コメント | 状態 |
---|---|---|---|---|---|---|
***** | 5 000.00 USD /563 920 JPY | NTTX – **** | MyBitWallet – @yahoo.co.jp | 2018/10/2 10:17 | 表示 | 実行 |
bitwallet
日付 | ご利用内容 | 詳細 | ステイタス | 金額 (通貨) | 手数料 (通貨) |
---|---|---|---|---|---|
2018/10/2 17:20 | 着金 | JPY口座 | 完了 | +564,020 (JPY) | -100 (JPY) |
2018年4月6日の為替相場
Currency | 通貨名 | 略称 Code | TTS | TTB | TTM |
---|---|---|---|---|---|
US Dollar | 米ドル | USD | 114.99 | 112.99 | 113.99 |
国際決済サービス(bitwallet)による出金にかかった時間
即時
国際決済サービス(bitwallet)による出金の手数料
出金依頼額:5,000ドル(TTM換算:569,950円)
出金完了額:564,020円
手数料:5,930円
内訳
bitwalletの送金手数料:100円
米ドル → 日本円 の為替手数料:5,830円
10万円出金した場合の出金手数料(海外FX業者円口座から日本の銀行の円口座への送金)
海外FX業者 → bitwallet:100円
bitwallet → 日本の銀行:824円
合計:924円
国際決済サービス(bitwallet)による出金の制限・注意点
為替手数料が高い
2018年11月13日時点
- 国際決済サービス(bitwallet):1ドル → 111.49円
- 三菱UFJ銀行:1ドル → 112.66円
米ドルやユーロからの出金手数料が高い
- 国内銀行口座への出金(円口座):824円
- 国内銀行口座への出金(米ドル、ユーロ口座):4800円
その他国際決済サービスの場合
STICPAY
10万円出金した場合の出金手数料(海外FX業者円口座から日本の銀行の円口座への送金)
海外FX業者 → STICPAY:0円
STICPAY → 日本の銀行:600円+2.5%(2,500円)
合計:3,100円
出金の制限・注意点
- 日本円で最大50万円までしか出金できない
i-Account
10万円出金した場合の出金手数料(海外FX業者円口座から日本の銀行の円口座への送金)
海外FX業者 → i-Account:3ドル
i-Account → 日本の銀行:25ドル
合計:28ドル(約3,000円)
出金の制限・注意点
- 18カ月間未利用の場合、口座管理費用5ドル/月が発生する
海外FX業者発行のプリペイドカードによる出金
利用した海外FX業者:LAND-FX(円口座)
日付/時間 | 通貨 | 金額 | 種類 | 詳細 | 状況 |
---|---|---|---|---|---|
2017/3/16 2:22 | JPY | 15,000 | Land-FX Card | Withdrawal | 承認 |
セブン銀行ATMでの出金
出金:10,000円
残額:3,019円
海外FX業者発行のプリペイドカードによる出金にかかった時間
即時
海外FX業者発行のプリペイドカードによる出金の手数料
出金依頼額:15,000円
出金完了額:13,019円
手数料:1,981円
内訳
初回入金手数料:30HKD
入金手数料:0.6%(最低20HKD)
ATM引出手数料:出金額の1.0%(最低20HKD)
為替手数料:4.0%
10万円出金する場合の出金手数料(海外FX業者円口座から日本の銀行の円口座への送金)
入金手数料:0.6% → 600円
ATM引出手数料:出金額の1.0% → 1,000円
合計:1,600円
海外FX業者発行のプリペイドカードによる出金の制限・注意点
- 初回の発行手数料などが発生する
- 利用しないと口座管理手数料が発生する
海外FXの出金方法はどれが一番安いのか?考察
まとめると
出金方法 | 10万円出金時の手数料合計 | 注意点 |
---|---|---|
クレジットカードによる出金 | 0円 | 入金額までしか出金できない |
海外送金による出金 | 4,181円 | 日本の銀行が受け取りをしてくれないケースがある |
国際決済サービス(bitwallet)による出金 | 924円 | 利用できる海外FX業者が限られている 為替手数料が高い 外貨での送金手数料は高い |
国際決済サービス(STICPAY)による出金 | 3,100円 | 利用できる海外FX業者が限られている 為替手数料が高い 外貨での送金手数料は高い |
国際決済サービス(i-Account)による出金 | 3,000円 | 利用できる海外FX業者が限られている 為替手数料が高い 外貨での送金手数料は高い |
海外FX業者発行のプリペイドカードによる出金 | 1,600円 | 発行手数料が発生する 利用しないと口座管理手数料が発生する 為替手数料が高い |
となります。
結果として、海外FXの口座から日本銀行の円口座へ出金する方法でベストな方法は
- クレジットカードで入金した金額までは「クレジットカード」で出金すべき
- クレジットカードで入金した金額以外の分で円口座であれば「bitwallet」を利用して出金すべき
- クレジットカードで入金した金額以外の分で外貨口座であれば「海外送金」を利用して国内銀行の外貨預金口座に出金して、為替手数料が安い銀行で両替して円転すべき
と考えられます。
海外FX出金方法ランキング
海外FXの口座から日本銀行の円口座へ出金する場合の注意点
為替手数料が一番高いことに注意!
どの出金方法を利用しても、一番高くつくのは「為替手数料」です。
「為替手数料」は、送金する金融機関にとっては、一番表に出さずにぼったくりができるポイントです。
メガバンクへの海外送金による手数料を見てもらえれば
海外送金による出金の手数料
- 出金依頼額:32,039.15ドル(TTM換算:3,435,238円)
- 出金完了額:3,399,043円
手数料:36,195円
内訳
- 送金元・中継銀行の送金手数料:25.00ドル(TTM換算:2,681円)
- 受取銀行の送金手数料:1,500円
- 米ドル → 日本円 の為替手数料:32,014円
となっています。
三菱UFJ銀行の為替手数料
通貨名 | 三菱UFJダイレクト(*) | 窓口 |
---|---|---|
米ドル | 25銭 | 1円 |
ユーロ | 25銭 | 1円50銭 |
豪ドル | 50銭 | 2円 |
英ポンド | 50銭 | 4円 |
NZドル | 50銭 | 2円 |
スイスフラン | 50銭 | 90銭 |
格安と言われている国際決済サービス「bitwallet」はこれよりも高いのですが、送金系の会社はいかに為替手数料で儲けようとしているかがわかりまう。
為替手数料の高さを考えれば
「ドル口座」「ユーロ口座」でトレードしている場合は
GMOあおぞらネット銀行
- 米ドル:2銭
- ユーロ:10銭
- 英ポンド:15銭
- 豪ドル:15銭
- NZドル:15銭
- カナダドル:15銭
- スイスフラン:20銭
- 南アフリカランド:7銭
※ネット銀行は、グループ会社に国内FX会社があると、海外FX業者からの送金を受け付けてくれない銀行があります。一旦、国際決済サービスに移すなど、中継してから利用すると良いでしょう。
国際決済サービスは使えなくなる可能性があることに注意!
数年前の海外FXやバイナリーオプションの出金先というのは「ネッテラー(NETELLER)」が主でした。
「ネッテラー(NETELLER)」は
- セキュリティが高い
- 手数料が安い
- プリペイドカードが使える
と利点が多かったのですが・・・
日本人の利用者が増えすぎてしまい、金融庁からの圧力で
- 海外FX業者
- 海外バイナリーオプション業者
- 海外オンラインカジノ業者
・・・
などの業者からの送金ができなくなってしまったのです。
- bitwalletも
- STICPAYも
・・・
日本の資金移動業の免許を持っているわけではありませんから、いつ「ネッテラー(NETELLER)」と同じように使えなくなってしまうかもしれません。使えなくなっても、資金や口座が封鎖されるわけではなく、既存の金額は出金できるのですが、そうなっても困らないためには、複数の出金方法を併用するべきなのです。
脱税は絶対にしてはいけない!
という思っている方も少なくありませんが・・・
5年前の状況と、現在の状況では、大きな違いがあります。
世界的に国際的な脱税を失くす動きが出てきているのです。
- 租税情報交換条約
- 税務行政執行共助条約
- 「CRS」Common Reporting Standard(共通報告基準)
・・・
と、続々と世界各国の金融当局が情報を得る枠組みが広がっているのです。
そのため、日本の免許を持っていない海外銀行、海外の国際決済サービスで資金を動かしたとしても、日本の金融庁はその資金の流れを知ることができるのです。
「現在の出金方法は、変なところで損をしている気がする」
・・・