自動売買・システムトレードをトレードスタイルにしている投資家の方も少なくありません。海外FX業者で自動売買をするときには、どのような業者が良いのでしょうか?また、「自動売買・システムトレード」で一番おすすめの海外FX口座はどこになるのでしょうか?今回は、「自動売買・システムトレード」で一番おすすめの海外FX口座について解説します。
海外FX業者の自動売買の種類
FXの自動売買とは
を言います。
自動売買にもいろいろな選択肢があります。
国内FX業者の場合
リピート系システムトレード
- ループイフダン
- トラッキングトレード
- iサイクル2取引
- トライオートFX
- トラリピ
選択型システムトレード
- みんなのシストレ(トレイダーズ証券)
- シストレ24(
プログラム型システムトレード
- MT4/MT5(メタトレーダー)のEA
などがあります。
国内FX業者の流行りは、リピート系のシステムトレードです。
海外FX業者の場合は
- コピートレード(ソーシャルトレード)
- MT4/MT5(メタトレーダー)のEA
の2択と考えて良いでしょう。
コピートレード(ソーシャルトレード)とは?
を言います。
国内FX業者の選択型システムトレードに近いものと言っていいでしょう。
MT4、MT5のEAとは
を言います。
多くの世界中の投資家がEAを開発・提供していることが強みであり、世界には何万種類以上のEAが存在します。
- コピートレード(ソーシャルトレード)を利用する投資家 → コピートレードプラットフォームがある海外FX業者
- MT4/MT5(メタトレーダー)のEAを利用する投資家 → ほぼどの海外FX業者でも対応可能
となります。
どちらが良いということはありませんが
- 投資初心者 → 選ぶだけでプロと同等のトレードができるコピートレード(ソーシャルトレード)がおすすめ
- ある程度の経験者 → 自分でストラテジーを取捨選択、開発ができるMT4/MT5(メタトレーダー)のEAがおすすめ
です。
コピートレード(ソーシャルトレード)で海外FX業者を選ぶポイント
ポイントその1.コピートレード(ソーシャルトレード)の参加者数を見る
コピートレード(ソーシャルトレード)の場合は
ということになります。
ポイントその2.コピートレード(ソーシャルトレード)の手数料を見る
コピートレード(ソーシャルトレード)の場合
(損失の場合は、この報酬は発生しない)
という報酬体系が採用されていることが多いです。
利益が出たときに支払う報酬が安いことが一番重要というわけではないので注意が必要です。
- 報酬が高ければ高いほど → 優秀なストラテジープロバイダーが集まる
- 報酬が低ければ低いほど → 優秀なストラテジープロバイダーは集まらない
ことを意味しているからです。
利益が出たときにしか支払う必要がないため、多少高くても、利益が出るストラテジープロバイダーが多いコピートレードプラットフォームの方が良いのです。
ポイントその3.ストラテジープロバイダーの運用成績の中身を見る
コピートレードプラットフォームでは
ことになります。
このときに「どのような情報、データを見れるのか?」が重要になってきます。
コピートレード(ソーシャルトレード)を利用できる海外FX業者
HotForex/HFコピー
比較項目 | 内容 |
---|---|
ストラテジープロバイダー | 740人 |
手数料 | ストラテジープロバイダーが自分で設定 |
取得できる内容 | 活動開始、利益率、最大ドローダウン、フォロワー数、パフォーマンス手数料、損益グラフ、安定度数、初回入金額、利益、残高、確定取引数、利益平均、損失平均、取引履歴など |
口座の種類 | セント口座/STP |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.20 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 2.20 |
最大レバレッジ | 2000倍 |
約定力 | |
最低入金額 | 0円 |
FBS/CopyTrade
比較項目 | 内容 |
---|---|
ストラテジープロバイダー | 1,000人以上 |
手数料 | – |
取得できる内容 | 利益率、運用歴、利益取引、損失取引、ドローダウン、損益グラフ、リスクレベル、コピーしているトレーダー、口座の存在機関、投資家の資金 |
口座の種類 | スタンダード口座/STP |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.00 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 2.00 |
最大レバレッジ | 3000倍 |
約定力 | 95%以上のオーダーが0.4秒以内に執行 |
最低入金額 | 1万円相当 |
Traderstrust/ソーシャル・トレーダー
比較項目 | 内容 |
---|---|
ストラテジープロバイダー | 5人 |
手数料 | – |
取得できる内容 | 利益率、運用歴、通貨 |
口座の種類 | クラシック口座/STP |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.40 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 2.00 |
最大レバレッジ | 3000倍 |
約定力 | 0.04秒以内で99.9%の注文が約定 |
最低入金額 | 5千円相当 |
GEMFOREX/FXミラートレード
比較項目 | 内容 |
---|---|
ストラテジープロバイダー | 120件 |
手数料 | 無料 |
取得できる内容 | 取引回数、勝ちトレード回数、平均収益、PF、最大ドローダウン、推奨証拠金、総獲得pips、勝率、負けトレード回数、平均損失、損益レシオ、含み損益、推奨LOT数、投資収益率 |
口座の種類 | オールインワン口座/STP |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.20 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 1.20 |
最大レバレッジ | 1000倍 |
約定力 | 99.79%を0.78秒以内に約定 |
最低入金額 | 100円相当 |
コピートレード(ソーシャルトレード)で一番おすすめの海外FX業者は?
ストラテジープロバイダーの数という意味では
- HotForex/HFコピー
- FBS/CopyTrade
の2択です。
ストラテジープロバイダー数では、FBSに軍配が上がり、ストラテジープロバイダーの情報量では、HotForexに軍配が上がります。
- 使い方のわかりやすさ
- 運用成績の情報の数と質
という点で、HotForex/HFコピーをおすすめします。
HotForex/HFコピー
口座の種類 | セント口座/STP |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.20 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 2.20 |
最大レバレッジ | 2000倍 |
約定力 | |
最低入金額 | 0円 |
MT4/MT5(メタトレーダー)のEAで海外FX業者を選ぶポイント
ポイントその1.スプレッドの狭さが重要
MT4/MT5(メタトレーダー)のEAは、決まったルールで何度もトレードを繰り返すプログラムです。
同じEAを使ったとしても
- 平均スプレッドが0.5pipsの海外FX業者
- 平均スプレッドが1.0pipsの海外FX業者
- 平均スプレッドが2.0pipsの海外FX業者
では、1年後の運用成績が格段に変わってきてしまいます。
1日1回の米ドル/円の1万通貨トレードで、1年でかかるスプレッドコストを単純計算しても
- 平均スプレッドが0.5pipsの海外FX業者のコスト 50円 × 365日 = 18,250円
- 平均スプレッドが1.0pipsの海外FX業者のコスト 100円 × 365日 = 36,500円
- 平均スプレッドが2.0pipsの海外FX業者のコスト 200円 × 365日 = 73,000円
という差が出てきてしまうのです。
これが1日3回~4回トレードするEAだったら、このコストはさらに広がってしまいます。
ポイントその2.約定力の高さが重要
MT4/MT5(メタトレーダー)のEAで自動売買をする場合に
- 約定スピードが遅い
- スリッページが発生する
- システムダウンが発生する
ような口座の場合は、EAが予定していたパフォーマンスが発揮できず、思い描いた運用パフォーマンスにならない可能性が高いのです。
ポイントその3.VPSサーバーの無料提供
海外FX業者は、VPSサーバーを条件付きで無料提供している業者があります。
- VPSサーバーを利用することで、海外FX業者の取引サーバーと同じ場所にサーバーがあるため、距離的遅延が発生せず約定スピードが上がる
- VPSサーバーであれば、24時間365日連続で稼働してくれる
というメリットがあります。
自宅のパソコンで稼働し続けると、パソコン自体がだめになってしまう可能性も高く、光熱費も発生するため、自動売買でトレードする投資家は、VPSサーバーを利用する投資家が多いはずです。
MT4/MT5(メタトレーダー)のEAでおすすめの海外FX業者
スプレッドの狭さで考えると
TitanFX
口座の種類 | Zeroスタンダード口座/STP |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.00 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 1.33 |
最大レバレッジ | 500倍 |
約定力 | ミリ秒単位の約定スピード |
最低入金額 | 2万円相当 |
AXIORY
口座の種類 | ナノ口座/MT4/ECN |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.30 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 0.10 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 0.60 |
最大レバレッジ | 400倍(~10万ドル) 300倍(~20万ドル) 200倍(20万ドル~) |
約定力 | 約定率:99.97% スリッページ平均:0.039pips 約定スピード:202.42m/sec |
最低入金額 | 2万円相当 |
約定力の高さで考えると
AXIORY
口座の種類 | ナノ口座/MT4/ECN |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.30 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 0.10 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 0.60 |
最大レバレッジ | 400倍(~10万ドル) 300倍(~20万ドル) 200倍(20万ドル~) |
約定力 | 約定率:99.97% スリッページ平均:0.039pips 約定スピード:202.42m/sec |
最低入金額 | 2万円相当 |
TitanFX
口座の種類 | Zeroスタンダード口座/STP |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.00 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 1.33 |
最大レバレッジ | 500倍 |
約定力 | ミリ秒単位の約定スピード |
最低入金額 | 2万円相当 |
と、AXIORYとTitanFXが有力な海外FX業者です。
自動売買が可能で、かつVPSサーバーが利用できるのは
TitanFX
- スキャルピング:OK
- 自動売買:OK
- 自社VPS:なし(特典付きお名前ドットコム紹介)
AXIORY
- スキャルピング:OK
- 自動売買:OK
- 自社VPS:なし
確かに、どちらの海外FX業者もVPSサーバーを用意していません。
しかし、上記の2社は、エクイニクスのTY3サーバー(東京サーバー:台東区)を利用しているため、他の海外FX業者とは違って、ニューヨークやロンドンにサーバーを置いておらず、日本からのトレード(発注)でも地理的な遅延(レイテンシ―)がほぼないのです。そのため、無理に海外FX業者の提供するVPSサーバーを使う必要がありません。
上記2社を使うのであれば、日本にサーバーがある「お名前ドットコムなどのFX用VPSサーバー」で十分と言えます。
「では、どちらがおすすめか?」というと、「約定力」が近いのであれば、「スプレッドの狭さ」を重視すべきと考えます。
TitanFX
口座の種類 | Zeroスタンダード口座/STP |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.00 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 1.33 |
最大レバレッジ | 500倍 |
約定力 | ミリ秒単位の約定スピード |
最低入金額 | 2万円相当 |
ダメではありません。
たしかにGEMFOREXで口座開設をすれば、200個以上のEAを無料で利用することができます。
- 無料のEAを探す労力が不要
- 有料のEAを購入するコストが不要
というメリットがあります。
GEMFOREX
口座の種類 | オールインワン口座/STP |
取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.20 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 1.20 |
最大レバレッジ | 1000倍 |
約定力 | 99.79%を0.78秒以内に約定 |
最低入金額 | 100円相当 |
しかしながら、EAを運用していて利益を出すためには
なのです。
そのため、無料で200個以上のEAを利用できるということにメリットを感じる自動売買の初心者の投資家には、おすすめできますが、ある程度運用経験があり、有効なEAを入手できる、開発できる投資家にとっては、メリットになりにくいので注意が必要です。
コピートレード・自動売買以外の総合力でおすすめできる海外FX業者はこちら
「自動売買で海外FX業者を選ぶポイントはどこになりますか?」