海外FXのメリットには何があるのでしょうか?海外FXをやるべき理由とともに解説します。
海外FXのメリット
メリット1.レバレッジ制限がない
海外FXをはじめる方の大きな動機は「レバレッジが大きい」ことに尽きます。
国内FXの場合
- 個人投資家 最大レバレッジ:25倍
- 法人投資家 レバレッジ:40倍~50倍(変動)
と、レバレッジが抑えられているために、「ある程度の資産がないと大きなポジションを持つことができない」というデメリットがあります。
10万円の証拠金では、0.1ロット(1万通貨)のポジションを持つのがやっとということになります。
米ドル/円 1ドル=100円だと仮定した場合
- 0.1ロット(1万通貨)のポジションを持つために必要な証拠金は、4万円で、10万円の証拠金があっても、6万円含み損が発生したら、強制ロスカットされてしまうのです。
- 1ロット(10万通貨)のポジションを持つために必要な証拠金は、40万円ですから、10万円の証拠金ではポジションを持つことができません。
海外FXの場合
- 平均的な海外FX レバレッジ:400倍~500倍
- 高いレバレッジの海外FX業者 最大レバレッジ:1,000倍~3,000倍
ですから、レバレッジ500倍の海外FX業者を利用したとしても、
- 0.1ロット(1万通貨)のポジションを持つために必要な証拠金は2,000円
- 1ロット(10万通貨)のポジションを持つために必要な証拠金は2万円
ですから、証拠金が10万円あれば、余裕で1ロット(10万通貨)のポジションを持ってトレードをすることができるのです。
持てるポジションが10倍違うので、得られる利益も10倍異なります。
メリット2.追証ゼロカット
国内FX業者の場合「追証」という制度を導入しています。
追証(おいしょう)とは?
含み損が発生して、証拠金維持率を割り込んだときに「証拠金維持率を基準の割合に戻すように証拠金を追加して入れてください。」というオーダーのことで、追証がなされないと強制ロスカットされてしまうことになります。
また、急激な為替変動が発生して、ロスカットが間に合わずに口座残高がマイナス残高になったときに、FX業者がマイナス分を要求することも「追証」と言われます。
- 東日本大震災:1,694,590,000円
- スイスフランショック:1,949,647,000円
- ブレグジット(英国のEU脱退):193,553,000円
など、世界的なニュースが発生したときは、これだけのロスカット未収金が発生しています。「ロスカット未収金」=「投資家のFX業者に対する借金」を意味します。
スイスフランショックでは、一夜にして、1167人の個人投資家が、1人1,670,649円分の借金を負ったことになります。
海外FX業者の場合
「ゼロカットシステム」(追証ゼロシステム)
と呼ばれる制度を導入しています。
スイスフランショックのときに借金を負った投資家も、国内FX業者ではなく、海外FX業者を使っていれば、借金は追わずに済んだのです。
メリット3.最新のトレードツールが使える
FXトレードというのは、世界中で行われている取引であり、海外FX業者の方が最先端のトレードツールを採用することが多いのです。
他のサービスや流行と同じように、FXのトレードツールなども、世界で流行ってから、日本に遅れて導入される傾向が強いです。
海外FX業者であれば
- MT4(メタトレーダー4):世界で最も普及しているトレードプラットフォーム
- MT5(メタトレーダー5):MT4の後継機
- MT4、MT5の強化ツール:MT4、MT5の機能を強化するインジケーター
- MT4、MT5のEA:MT4、MT5で自動売買をするためのEA
- cTrader:ECN取引に特化したトレードプラットフォーム
- コピートレードプラットフォーム:プロの投資家のトレードをコピーして自動売買できるツール
- オートチャーティスト:自動的にチャートパターンを検出し、今後の為替変動を予想するツール
- FXシミュレーター:過去のチャートに戻って、トレードを練習できるツール
- インサイトデータ:他の投資家の動向や市場変化を見るツール
- PAMMトレード:運用ファンドに対しての投資
- VPSサーバー:海外FX業者の取引サーバーにリモートデスクトップを配置してトレードが可能
など、様々なトレードツールが使えるのです。
メリット4.ボーナスがある
海外FX業者は「ボーナス」というサービス・キャンペーンを行っています。
ボーナスとは
を言います。
ボーナスには
- 口座開設ボーナス:口座開設だけでもらえるボーナス
- 入金ボーナス:入金に対してもらえるボーナス
- 取引ボーナス:取引に対してもらえるボーナス
- 利息ボーナス:保有している証拠金に利息が付与されるボーナス
- ロスカットボーナス:ロスカットが発生したらもらえるボーナス
- トレードコンテスト:一定期間t中に一番運用成績が良い投資家に賞金がでるコンテスト
- ポイント/キャッシュバッ:取引に対して一部をボーナスやキャッシュで還元するサービス
などがあります。
とくに多くの海外FX業者が採用している100%入金ボーナスの場合
として、トレードをすることができます。
ボーナスには
- 出金できないけれども、証拠金としてトレードして得た利益は出金できるもの
- 条件(○ロット以上の取引)をクリアすると、ボーナス自体が出金できるもの
がありますが、証拠金を2倍に増やすことができれば、少ない投資資金でも、より多くのポジションを持ち、大胆なトレードができるメリットがあります。
また、トレードコンテストの規模も世界規模で大きく
- 最高賞金総額1億円
というトレードコンテストもあるぐらいです。
トレードコンテストの賞金は、そのまま出金できるもので、トレード以外に得られる利益として重宝します。
メリット5.取引商品が豊富
国内FX業者の場合は
- 通貨ペアの数:20~30
しかトレードできません。
DMM FXの場合
USD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY、AUD/JPY、NZD/JPY、CAD/JPY、CHF/JPY、ZAR/JPY、EUR/USD、GBP/USD、AUD/USD、NZD/USD、EUR/GBP、USD/CHF、USD/CAD、EUR/AUD、EUR/NZD、EUR/CHF、GBP/AUD、GBP/CHF
海外FX業者の場合は
- 通貨ペアの数:50~100
という、かなりマイナーな通貨まで取扱いがあります。
XMTradingの場合
AUDCAD、AUDCHF、AUDJPY、AUDNZD、AUDUSD、CADCHF、CADJPY、CHFJPY、CHFSGD、EURAUD、EURCAD、EURCHF、EURDKK、EURGBP、EURHKD、EURHUF、EURJPY、EURNOK、EURNZD、EURPLN、EURRUB、EURSEK、EURSGD、EURTRY、EURUSD、EURZAR、GBPAUD、GBPCAD、GBPCHF、GBPDKK、GBPJPY、GBPNOK、GBPNZD、GBPSEK、GBPSGD、GBPUSD、NZDCAD、NZDCHF、NZDJPY、NZDSGD、NZDUSD、SGDJPY、USDCAD、USDCHF、USDCNH、USDDKK、USDHKD、USDHUF、USDJPY、USDMXN、USDNOK、USDPLN、USDRUB、USDSEK、USDSGD、USDTRY、USDZAR
また、CFD商品も豊富で
海外FX業者の場合は
- 貴金属(金、銀、プラチナ)
- 先物商品(とうもろこし、小麦)
- エネルギー(原油、石油)
- 債権(米国債、日本国際)
- 株価指数(日経225、ダウ)
- 外国株(アップル、グーグル)
- 仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム)
- ETF(上場投資信託)
などの投資も可能になります。
海外FX業者のCFD取引では、業者ごとに、商品ごとに、種類ごとに、設定されているレバレッジが異なりますが、それでも、50倍、100倍、200倍のレバレッジが設定されており、国内証券会社でCFD取引をするよりも、ハイレバレッジトレードができるメリットがあります。
メリット6.ECN取引が可能
ECN取引とは?
を言います。
日本では「株式投資」「くりっく365」で採用されている取引方法です。
海外FX業者でも、ECN取引ができる口座を提供しているため、海外FX業者が介在しない投資家間の直接取引、リクイディティプロバイダーとの直接取引で、トレードをすることができます。
ECN取引のメリット
- 透明性が高い
- スリッページが発生しない
- どの価格で、どのくらいのトレードができるかがわかる
- 板情報を見ながらトレードができる(他の投資家の動向を知ることができる)
- 海外FX業者の取り分は、スプレッドに上乗せされないため、狭いスプレッドでトレードできる
ちなみにCFD商品でも、Direct Market Access(DMA)という方法で、海外FX業者の電子取引システムを用いて、取引所に直接トレーダーが注文を出すことが可能です。
メリット7.ストラテジープロバイダーとして稼ぐことが可能
- トレードに自信があり、ご自身では安定して収益を増やせる方
であれば、コピートレードプラットフォームを採用している海外FX業者で、ストラテジープロバイダーとして稼ぐことができます。
ストラテジープロバイダーとは
を言います。
コピートレードの仕組みは
- 利用する投資家は、運用成績を見て、コピーしたいストラテジープロバイダーを選ぶ
- ストラテジープロバイダーのトレードをそのままコピーして実行する
- 利益が出たら、利益に対して10%~40%の報酬がストラテジープロバイダーに支払われる
- 損失が出たら、ストラテジープロバイダーへ報酬を支払う必要はない
という形になっています。
多くの投資家にコピーされるストラテジープロバイダーになれば
- トレードの資金が増える
- 利益が出たら、コピーした投資家から多くの報酬がもらえる
というメリットがあります。
通常のFXトレードには、資金的な限界がありますが、ストラテジープロバイダーとして稼ぐことを行えば、資金を増やさずに報酬を増やすことができるのです。
ストラテジープロバイダーとして稼ぐことができるのは、自分で稼げる投資家にとっては大きなメリットとなります。
まとめ
海外FXのメリットには
- メリット1.レバレッジ制限がない
- メリット2.追証ゼロカット
- メリット3.最新のトレードツールが使える
- メリット4.ボーナスがある
- メリット5.取引商品が豊富
- メリット6.ECN取引が可能
- メリット7.ストラテジープロバイダーとして稼ぐことが可能
というメリットがあります。
FX初心者にとっては
- 小額資金でも、ハイレバレッジトレードができる
- 小額資金でも、ボーナスを利用して資金を増やせる
- 追証がない(急激な為替変動で口座残高がマイナスになっても、借金にはならない)
というメリットがあり
FX上級者にとっては
- 高度な最新のトレードツール、サービスが使える
- 取引商品の選択肢が豊富
- ECN取引が可能
- ストラテジープロバイダーとして稼ぐことができる
というメリットがあります。
国内FX業者ではできないことが、海外FX業者では簡単にできるメリットがあり、多くの投資家が海外FX業者に流れているのが現状です。とくに国内FX業者が25倍のレバレッジ制限をより厳格にする(10倍にする)というニュースもあり、締め付けがどんどん厳しくなっているのです。
国内FX業者と海外FX業者のどちらか一方に決める必要もありませんので、両方併用してみて、自分が使いやすい方を利用することをおすすめします。
「国内FXではなく、海外FXをする理由を教えてください。」
「海外FXのメリットは、国内FXのメリットよりも大きいのでしょうか?」