FXopenを徹底検証。他海外FX業者と比較して判明した強み・弱み。定点観測スプレッド・口コミ評判

最大のメリットは「ECN口座の取引手数料の安さ」と「流動性の高さ」と言っていいでしょう。

元々、MT4ではじめて「ECN」を提供した海外FX業者ですから、ECN口座には自信を持っていて

• FXi・LMAX・CURRENEX・integralに接続
• Dresdner,SG Paris,Standard Chartered,Barclays Capital,Bank of America,CRNX,JPMorgan,Morgan Stanley,Deutsche Bank AG,RBS,CITI,UBS,HOTSPOT INST,GOLDMAN,LavaFXのリクイディティプロバイダーから価格提供を受ける
• スキャルピングや両建て、自動売買などすべての取引方法を許可
• ECN口座にしては最低入金額が100ドルと安い
• ECN口座の取引手数料片道1.5ドル
• キャッシュバックあり

という特徴があります。

大口の取引であっても、これだけリクイディティプロバイダーがあれば、流動性は確保でき、「約定できない」ということはほとんどありません。

大口取引を前提にした上級者の投資家におすすめできるECN口座と言えます。

初心者向けのマイクロ口座もありますが

• 米ドル口座しか利用できない
• スプレッドはかなり広い

などのデメリットがあり

海外FX業者としても

• 金融ライセンスはない
• 信託保全はない
• 管理画面は日本語対応しているものの、ウェブサイトは日本語対応していない
• 全体的にスプレッドが広め

と、マイナス面も多い海外FX業者です。

日本語サポートや資産保全に不安を抱えているため、ある程度の英語ができて、十分なリスク管理を自分自身でできる投資家でないと、おすすめできない海外FX業者なのです。

ECN口座も、手数料は格安ですが、スプレッドが広いため、全体的にトレードコストも割高であることに注意が必要です。

FXopenの約定力／自社公表データ

海外FX人気上位5社の約定力／各社の自社公表データ

海外FX業者名	約定力
XMTrading	99.35％を1秒以内に約定 執行率100％ リクオート・注文拒否なし
AXIORY	約定率：99.97％ スリッページ平均：0.039pips 約定スピード：202.42m/sec
TitanFX	ミリ秒単位の約定スピード
FBS	95%以上のオーダーが0.4秒以内に執行
IronFX	スリッページなし 取引の99.62％が1000分の1秒以内に実行 成行注文は取引の100％が1000分の1秒以内に実行
IronFX	スリッページなし 取引の99.62％が1000分の1秒以内に実行 成行注文は取引の100％が1000分の1秒以内に実行
Exness
Vantage	執行率99.99%

海外FX約定力比較はこちら

FXopenは

• 約定力・約定スピードに関する数値的な情報を公開していません。

人気上位の海外FX業者が多かれ少なかれ、約定力、約定スピードのデータを開示しているのですが、数値的な情報を公開していないため、比較検討はできない形となります。

当サイトで、1年以上の長期間に渡ってVPSサーバー上でリアル口座を動かし続けている約定スピードの実績データを比較してみると・・・

約定スピード上位5社／計測データ

最小値

平均値

海外FX業者約定スピード平均（STP）／計測データ

海外FX約定力比較はこちら
FXopenは、約定スピードに関する数値的な情報を公開していないので、比較することはできませんが、約定力を重視する方は約定スピード上位のランキング5位以内に入っている海外FX業者を選ぶことをおすすめします。

検証結果

FXopenは

• 約定力・約定スピードに関する数値的な情報を公開していません。

しかしながら、FXopenでは

• FXi・LMAX・CURRENEX・integralに接続
• Dresdner,SG Paris,Standard Chartered,Barclays Capital,Bank of America,CRNX,JPMorgan,Morgan Stanley,Deutsche Bank AG,RBS,CITI,UBS,HOTSPOT INST,GOLDMAN,LavaFXのリクイディティプロバイダーから価格提供を受ける

高い流動性を確保しているので、約定力は一定レベル以上あることが予想されます。

また、VPSサーバーも、条件付きで無料で利用できるため、地理的なレイテンシーも発生しません。

具体的な数値の公開はないものの、約定力・約定スピードは十分に期待できる海外FX業者と考えて良いでしょう。

FXopenのスプレッド／自社公表データ

海外FX業者名	口座の種類	取引手数料 (片道)	最小スプレッド 米ドル／円	平均スプレッド 米ドル／円
FXopen	マイクロ口座／STP	無料	0.00
FXopen	STP口座／STP	無料	0.00	3.20
FXopen	ECN口座／ECN	無料	0.00	3.10

海外FXスプレッド比較はこちら

米ドル／円の平均スプレッド上位5社／自社公表データ

海外FX業者名	口座の種類	取引手数料 (片道)	最小スプレッド 米ドル／円	平均スプレッド 米ドル／円
GEMFOREX	ガチゼロ口座／STP	無料	0.00	0.00
GEMFOREX	ガチゼロ口座／STP	無料	0.00	0.00
Exness	ゼロ口座／STP	0.2ドル～		0.00
GEMFOREX	スキャルピングフリー口座／STP	無料		0.10
SvoFX	Professional口座／ECN	2ドル		0.20

自社公表データの平均スプレッドは手数料無料のSTP口座であれば、1.0pipsを切るのが上位5社に入ってくる海外FX業者となっています。FXopenの場合は、STP口座の米ドル／円の最小スプレッドは0.0pipsですが、平均スプレッドは3.2pipsと広く、スプレッドはかなり広めの海外FX業者となってしまっています。

ECN口座も、取引手数料は片道1.5ドルと格安なのですが、こちらもSTP口座と同様に平均スプレッドが3.1pipsと広いため、出来上がりのトレードコストは割高になってしまっています。

当サイトで、1年以上の長期間に渡ってVPSサーバー上でリアル口座を動かし続けているスプレッドの実績データで比較してみます。

平均スプレッドが狭い上位5社／計測データ

海外FX業者スプレッド平均（STP）／計測データ

海外FXスプレッド定点観測データ比較はこちら

実績を計測している海外FX業者のスプレッドの「平均値」で比較してみると、米ドル／円の平均スプレッドの平均値は「1.96pips」、FXopenの自社公表データの平均スプレッドは、STP口座で「3.20pips」ですから、平均値よりはかなりスプレッドが広い海外FX業者と言っていいでしょう。

FXopenは、弊社の実績データ調査環境ではテストしていないため、一概に比較することはできませんが、実績データの平均値よりは、スプレッドが広く設定されています。

また、ECN口座の出来上がりのトレードコストを計算してみると

となっているため、出来上がりのトレードコストでみれば、かなり割高なトレードコストとなっています。

実績を計測している海外FX業者のスプレッドの「平均値」と比較しても、ECN口座は割高なトレードコストとなっています。

検証結果

FXopenの場合は、STP口座も、ECN口座も、スプレッドが広く設定されているため、ECN口座の取引手数料が格安の片道1.5ドルだとしても、トレードコストは割高になってしまっています。

FXopenでは、高い流動性を確保している反面、トレードコストが割高ですので、大口の取引をする投資家にとっては、確実に大量の取引でも約定できるメリットがある反面、通常のロットでの取引をする投資家にとっては、割高なトレードコストというでメリットが発生します。

当サイトの年間損益別の口コミ数ランキングトップ10

※集計時の口コミ数と、サイトに掲載されている口コミ数は異なります。口コミは常に増えているため、集計時よりもサイトに掲載されているデータの方が多くなります。

当サイトへ回答していただいた「海外FXを利用している投資家：235人」の口コミに対して、そのうちの0人がFXopenを利用している結果となっています。

現状では、「FXopen」を利用している投資家の口コミは、集まっていないことを意味しています。

検証結果

XMの場合、140人を超える利用者からの口コミがあるのに対して、FXopenは0人です。

FXopenは、まだ日本人投資家からの知名度が薄い海外FX業者と言えます。

ウェブサイトの日本語対応が完璧でなかったり、ボーナスなどがないなど、運営歴が長いもののなかなか日本人投資家には知名度が広まっていない海外FX業者です。

FXopenの最大レバレッジ

海外FX業者名	口座の種類	最大レバレッジ
FXopen	マイクロ口座／STP	500倍
FXopen	STP口座／STP	500倍
FXopen	ECN口座／ECN	500倍

海外FX人気上位5社の最大レバレッジ

海外FX業者名	口座の種類	最大レバレッジ
XMTrading	マイクロ口座／STP	1000倍（～2万ドル） 200倍（2万ドル～） 100倍（10万ドル～）
XMTrading	スタンダード口座／STP	1000倍（～2万ドル） 200倍（2万ドル～） 100倍（10万ドル～）
XMTrading	ゼロ口座／ECN	500倍（～2万ドル） 200倍（2万ドル～） 100倍（10万ドル～）
AXIORY	スタンダード口座／MT4／STP	400倍（～10万ドル） 300倍（～20万ドル） 200倍（20万ドル～）
AXIORY	ナノ口座／MT4／ECN	400倍（～10万ドル） 300倍（～20万ドル） 200倍（20万ドル～）
AXIORY	スタンダード口座／cTrader／STP	400倍（～10万ドル） 300倍（～20万ドル） 200倍（20万ドル～）
AXIORY	ナノ口座／cTrader／ECN	400倍（～10万ドル） 300倍（～20万ドル） 200倍（20万ドル～）
LAND-FX	Standard口座／STP	無制限（～999ドル）
LAND-FX	Prime口座／STP	無制限（～999ドル）
LAND-FX	ECN口座／ECN	1000倍
TitanFX	Zeroスタンダード口座／STP	500倍
TitanFX	Zeroブレード口座／ECN	500倍
FBS	セント口座／STP	1000倍
FBS	マイクロ口座／STP	3000倍
FBS	スタンダード口座／STP	3000倍
FBS	ゼロ・スプレッド口座／STP	3000倍
FBS	ECN口座／ECN	500倍
MYFXMarkets	MT4スタンダード口座／STP	400倍
MYFXMarkets	MT4プロ口座／STP	400倍
FXopen	マイクロ口座／STP	500倍
FXopen	STP口座／STP	500倍
FXopen	ECN口座／ECN	500倍
AXIORY	テラ口座／MT5／ECN	400倍（～10万ドル） 300倍（～20万ドル） 200倍（20万ドル～）
XMTrading	KIWAMI極口座／STP	1000倍（～2万ドル） 200倍（2万ドル～） 100倍（10万ドル～）
LAND-FX	スワップフリー口座／STP	無制限（～999ドル）
TitanFX	Zeroマイクロ口座／STP	1000倍

海外FXレバレッジ比較はこちら

FXopenのレバレッジは500倍なので、ほかの海外FX業者と比較すると、ほぼ平均的な水準のレバレッジ設定となっています。口座の運用額に応じた制限などはありません。

検証結果

FXopenの最大レバレッジは500倍なので、海外FX業者の平均水準のレバレッジ設定と考えて良いでしょう。

ただし、マイクロ口座に限ってですが、残高が3,000ドルを超えると、レバレッジは100倍に減少するので注意が必要です。

FXopenの分別管理・信託保全

海外FX業者名	口座の種類	信託保全 分別管理
FXopen	マイクロ口座／STP	分別管理
FXopen	STP口座／STP	分別管理
FXopen	ECN口座／ECN	分別管理

海外FX人気上位5社の分別管理・信託保全

海外FX業者名	口座の種類	信託保全 分別管理
XMTrading	ゼロ口座／ECN	2万EURまで信託保全（キプロス口座） 保険にて上限あり一部信託保全（セーシェル口座）
AXIORY	スタンダード口座／cTrader／STP	全額信託保全
TitanFX	Zeroスタンダード口座／STP	分別管理 （National Australia Bank）
FBS	セント口座／STP	分別管理
IronFX	STP/ECN口座アブソルートゼロ口座／ECN	※英国ライセンスの場合 100万EURまで信託保全 FCA CASS(顧客資金取扱規定 ※バミューダライセンス 分別管理
IronFX	ECNアブソリュートゼロ口座／ECN	※英国ライセンスの場合 100万EURまで信託保全 FCA CASS(顧客資金取扱規定 ※バミューダライセンス 分別管理
Exness	スタンダードセント口座／STP	分別管理
Vantage	セント口座／STP	専門家補償保険

海外FX信託保全比較はこちら

一般的な「分別管理のみ」という資産保護体制です。

検証結果

FXopenの場合は、「分別管理のみ」という形になります。

「顧客資産」の保護に関する記述がウェブサイト上にないことからも、あまり資産保護に力を入れていないことが伺えます。

金融ライセンスも保有していないため、他の海外FX業者と比較すると資産保全のスキームは脆弱と言ってよいでしょう。FXopenのデメリットの一つと言えます。

FXopenの最低入金額・最低取引通貨量

海外FX業者名	口座の種類	ロット数	最小取引サイズ	最低取引通貨	最低入金額
FXopen	マイクロ口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	10通貨	100円相当
FXopen	STP口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	1,000通貨	1,000円相当
FXopen	ECN口座／ECN	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	1,000通貨	1万円相当

海外FX人気上位5社の最低入金額・最低取引通貨量

海外FX業者名	口座の種類	ロット数	最小取引サイズ	最低取引通貨	最低入金額
XMTrading	マイクロ口座／STP	1ロット＝1,000通貨	0.01ロット	10通貨	500円相当
XMTrading	スタンダード口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	1,000通貨	500円相当
XMTrading	ゼロ口座／ECN	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	1,000通貨	500円相当
LAND-FX	Standard口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	1,000通貨	1000円相当
LAND-FX	Prime口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.1ロット	1,000通貨	3万円相当
LAND-FX	ECN口座／ECN	1ロット＝100,000通貨	0.1ロット	10,000通貨	10万円相当
FBS	セント口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	1,000通貨	100円相当
FBS	マイクロ口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	1,000通貨	500円相当
FBS	スタンダード口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	1,000通貨	1万円相当
FBS	ゼロ・スプレッド口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	1,000通貨	5万円相当
FBS	ECN口座／ECN	1ロット＝100,000通貨	0.1ロット	10,000通貨	10万円相当
MYFXMarkets	MT4スタンダード口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	1,000通貨	2万円相当
MYFXMarkets	MT4プロ口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.1ロット	10,000通貨	5万円相当
FXopen	マイクロ口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	10通貨	100円相当
FXopen	STP口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	1,000通貨	1,000円相当
FXopen	ECN口座／ECN	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	1,000通貨	1万円相当
XMTrading	KIWAMI極口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.01ロット	1,000通貨	500円相当
LAND-FX	スワップフリー口座／STP	1ロット＝100,000通貨	0.1ロット	10,000通貨	1000円相当

海外FX最低入金額・最低取引通貨量比較はこちら

FXopenは、マイクロ口座で1ドル（100円相当）、STP口座で10ドル（1000円相当）、ECN口座で100ドル（1万円相当）と、かなり最低入金額のハードルは低く設定されています。

一般的には、ECN口座などは、最低入金額が1000ドル（10万円相当）を超える海外FX業者も少なくありませんが、100ドル（1万円相当）であれば、かなり良心的な設定と言っていいでしょう。

最低取引通貨量も、マイクロ口座は、マイクロロットを採用しているため、10通貨からトレードが可能です。STP口座やECN口座は1,000通貨からのトレードとなります。

1ロット＝10万通貨で、MT4は0.01ロットから発注できるため、最低取引量が1000通貨という計算になります。

検証結果

FXopenは

• マイクロ口座で1ドル（100円相当）
• STP口座で10ドル（1000円相当）
• ECN口座で100ドル（1万円相当）

と全体的に最低入金額は低めに設定されている海外FX業者です。

ECN口座でも、100ドル（1万円相当）というのは、かなりハードルが低い設定ですので、資金が少ない投資家の方でも、ECN口座を利用することができます。

また、マイクロ口座では、10通貨からトレードできるメリットもあります。

FXopenで利用できるトレードプラットフォームは

1. MT4
2. MT4ウェブトレーダー

のみです。

ほかの海外FX業者は、MT5が使えたり、cTraderなどのECNプラットフォームがあったりしますが、FXopenでは「MT4」しか利用できません。使えるトレードプラットフォームの選択肢としては貧弱と言っていいでしょう。

ただし、自動売買では

• Myfxbook AutoTrade
• ZuluTrade

が利用できます。

どちらも、運用成績の高いトレーダーのトレードをコピーできるコピートレード（ソーシャルトレード）の機能を備えています。

検証結果

FXopenのトレードプラットフォームは「MT4」のみとなっています。

トレードプラットフォームの選択肢は狭い海外FX業者です。

ただし、コピートレードとして、MyfxbookとZulutradeの自動売買が可能です。

FXopenは

• ネイビスの法人登記：C 42235

のみでサービス提供しています。

ではありますが、金融ライセンスを保有していない海外FX業者になるので、その面での信頼性は薄いものとなります。

ただし、2005年から海外FXサービスを提供しているため、運営歴が10年以上と長く、運営歴で見れば老舗の信頼性があると考えられます。

検証結果

FXopenは、カリブ海のセントクリストファー・ネイビスのネイビス島にあり、法人登記のみで海外FX業を展開しています。

金融ライセンスを保有していないため、金融ライセンスという意味では信頼性の低い海外FX業者です。ただし、運営歴は10年以上と長く、信頼性の高い海外FX業者と考えることもできます。

信頼性について、どう判断するのかは投資家次第ですが、運営歴は長いことから、一定レベルの信頼性はある海外FX業者と判断して良いでしょう。

FXopenでは

One Click Trading and Level2 Plugin

ワンクリックトレードを実現するプラグインを提供しています。

マーケット分析レポート

日々のマーケット情報を英語で提供しています。

検証結果

FXopenは、ワンクリックトレードができるプラグインやマーケット分析レポートなどを配信しています。

ただし、英語が前提であるのと、内容的にそれほど深いものではないため、教育コンテンツとしては脆弱と言っていいでしょう。