海外FXは危険なのか?海外FX歴10年超・のべ20社の利用経験者が「海外FXの危険性・リスクの実態」を解説

man
「海外FXって、日本のFX業者と比較してリスクが高いのでは?」
「海外FXは危険っていうイメージがあるけど、実際どうなの?」
・・・

海外FXには、「ハイレバレッジトレードができる」「透明性が高い」「追証がない」「ボーナスが豊富」・・・と様々なメリットがあるため、メリットがあるのはわかるんだけれども、海外の業者というだけで・・・「危ないんじゃないの?」と危険性を感じてしまうという方は少なくありません。今回は、海外FX歴10年超、のべ20社以上の海外FX業者を利用してきた海外FX経験者の筆者が「海外FXの危険性・リスクの実態」を解説します。

筆者の海外FX業者利用歴

筆者の海外FX業者利用歴

まずは、筆者の2018年6月時点の利用中海外FX口座の状況です。

現在も利用中海外FX口座

XM

保有開始年月日:2013年7月16日
保有口座数:7口座

TitanFX

保有開始年月日:2016年11月1日
保有口座数:3口座

FxPro

保有開始年月日:2014年5月2日
保有口座数:2口座

LAND-FX

保有開始年月日:2013年11月5日
保有口座数:3口座

AXIORY

保有開始年月日:2015年5月13日
保有口座数:3口座

IronFX

保有開始年月日:2013年9月10日
保有口座数:3口座

FBS

保有開始年月日:2017年5月15日
保有口座数:1口座

iFOREX

保有開始年月日:2014年12月17日
保有口座数:1口座

TRADEVIEW

保有開始年月日:2017年2月17日
保有口座数:1口座

停止した海外FX口座

youtradeFX

保有開始年月日:2013年11月19日
保有口座数:1口座

Pepperstone

保有開始年月日:2014年12月2日
保有口座数:1口座

AxiTrader

保有開始年月日:2013年11月29日
保有口座数:1口座

DynamicTrade

保有開始年月日:2013年11月29日
保有口座数:1口座

その他、一度は使ったことがある海外FX口座

  • IFCmarkets
  • FXDD
  • Traders-trust
  • Bigboss
  • TopFX
  • olotrading
  • myfx markets
  • FX GLOBE

海外FXは危険なのか?

海外FXは危険なのか?

では、いきなり結論ですが・・・上記の数の海外FX業者を利用してきた筆者の回答は

絶対に安全とは言い切れない!

です。

man
「じゃあ、何で海外FXを続けているの?」

と言われるかもしれませんが

その答えは

  1. 海外FXには危険性はあるがそれほど危険性が高いものではない。
  2. リスク以上のメリットがある。

という2つの理由があるからです。

teacher

実際に経験してみて、

海外FXは、100%安全とは言い切らないのは間違えありません。

ただし、そのリスクは、多くの方がイメージするよりも、大きいものではなく、十分にメリットの方が大きいと断言できるので、今も海外FXを続けているのです。

海外FXが安全とは言い切れない理由

海外FXが安全とは言い切れない理由
出金できなかった経験があるから

です。

問題の海外FX業者は

youtradeFX

です。

海外FXが安全とは言い切れない理由

筆者が口座開設したのは2013年11月19日です。

海外FXが安全とは言い切れない理由

ASIC Regulation No. 398528

Youtrade Capital Markets PTY Ltdはオーストラリアに設立され、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)によって規制されています。

つまり、この時点ではオーストラリア証券委員会の金融ライセンスを保有している全く問題のない海外FX業者に見えていたのです。

しかし、2015年3月4日を最後にサポート担当者と連絡が取れなくなりました。

かろうじてウェブサイトは表示されるものの

  • 電話は、つながらない。
  • ライブチャットは、つながらない。
  • メールの返信はない。
  • サイトから問い合わせのリンクが消える
    ・・・

最終的に

サイトも表示されなくなってしまいました。

海外FXが安全とは言い切れない理由

筆者は、10万円程度しか入金していなかったので、大したダメージではないのですが・・・

当時は、はじめての経験だったので

「やはり、海外FX業者には、危険な業者もいるんだな。」と考えされられました。

staff
「しかし、なぜ、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)によって規制されている海外FX業者がこのような対応を取るのだろうか?」

と疑問を持って、調べてみたところ

なんと・・・

2014年11月18日

ASIC、YouTradeFX社に警告

ASICは同国の投資家に対し、YoutradeFXグループとの取引に注意するよう呼びかけた。

ASICは、YoutradeFX社がASICから規制されておらず、オーストラリアでマージンFX取引を提供できるライセンスを受けていないと警告した。

同社はこれまでYoutrade Capital Markets Australia社として知られており、現在はGolden Sky Australia社となりAFSライセンスを保持している。同社は以前YoutradeFXグループの関連会社で2014年7月以降、ASICの調査に従い、YoutradeFXから離れた。

ASICは投資家に対し取引相手の業者が正式にライセンスを保持し規制を受けているか確認するよう促した。ASCI登録業者の確認は同局ウェブサイトから行う事ができる。

という情報が見つかりました。

前後関係は、不明ですが・・・

  1. Youtrade Capital Markets PTY Ltd = ASICライセンスを保有
  2. Youtrade Capital Markets Australia社 → Golden Sky Australia社に移行
  3. Golden Sky Australia社はAFSライセンスを保持していたがASICの指摘で、YoutradeFXから離れた。
  4. YoutradeFXは、ASICライセンスを保有していない状態になった。

ということになります。

この情報は、オーストラリア国内の投資家に対して2014年11月18日に発信されているので、もし仮にこの時点で筆者がこの情報をつかんで出金していれば、YoutradeFXが倒産、出金拒否になる前に間に合ったかもしれないのです。

このように

金融ライセンスを保有している = 安全性が高い

というのは間違えないのですが・・・

  • 金融ライセンスを保有していた会社が海外FXの運営から離れてしまう(事業譲渡)
  • 金融ライセンスが更新されずに、金融ライセンスを保有していない状態になる
  • 金融ライセンス自体がウソである

ということも、往々にして起こりうるということなのです。

「海外FX業者に油断はできない。」というのがこのときの教訓です。

だからこそ、「海外FXは100%安全だ。」と言い切ることはできないのです。

man
「では、『海外FXには危険性はあるがそれほど危険性が高いものではない。』とする理由は何でしょうか?」

「海外FXには危険性はあるがそれほど危険性が高いものではない。」と考える理由

「海外FXには危険性はあるがそれほど危険性が高いものではない。」と考える理由

そうは言っても、出金できなかったのは上記のケースのみで

21社中1社のみで起こったこと

なのです。

確かに金融ライセンスの事情、親会社の事情で、日本在住の日本人向けのサービスを停止する海外FX業者もあります。

  • Pepperstone
  • AxiTrader
  • ironFX(一時離脱し、再開)
  • DynamicTrade

しかし、これらの業者は、切り替えのタイミングで問い合わせも、出金もできますし、最後までサポートしてくれました。

Pepperstoneの場合

2014/12/02 (火) 15:02

平素はPepperstoneをご利用頂き、誠にありがとうございます。

先日ご案内差し上げております通り、大変申し訳ございませんが、2014年12月31日(水)以降、
日本在住のお客様は弊社でお取引頂くことができません。

日本国外の住所でご登録頂いているお客様、および日本国外に登録の法人名で口座開設頂いているお客様は、
従来通りお取引を続けて頂けます。


2015/01/01 (木) 9:27

出金リクエストフォーム – 587884
様,
お客様の口座について出金リクエストフォームを作成しました。


2015/01/02 (金) 11:59

出金完了通知(銀行送金)
________________________________________

下記の通り、取引口座からの出金処理が完了しましたのでご連絡いたします。
出金の内容
取引口座番号 587884
取引口座通貨 JPY
出金金額 9945

取引できるのは、2014年12月31日(水)まで

でしたが、口座の出金は2014年12月31日(水)以降も受け付けてくれていたので、スムーズに出金ができました。

Pepperstoneも、ASICライセンスを保有する海外FX業者でしたが、こちらはASICの管理下にあった海外FX業者だったので、トラブルもなく、丁寧な対応を受けられたのです。

「1社/21社、つまり約5%の出金拒否」をリスクが高いと捉えるか?リスクが低いと捉えるか?

の判断は人それぞれかもしれませんが・・・

筆者はこのぐらいのリスクであれば、ハイレバレッジかつ追証なしでトレードができる海外FXのメリットの方が大きい

と考えます。

海外FX業者を利用するうえでのリスクを減らす方法

海外FX業者を利用するうえでのリスクを減らす方法

上記の経験があったので「海外FX業者のリスクを抑えるために何をすれば良いのか?」は、筆者の中である程度クリアになってきました。

その1.金融ライセンスの保有を確認する

大前提として知っておいてもらいたのは

世界中の金融監督庁は日本在住の日本顧客に対するFXサービスの提供に厳しくなっている

という状況です。

金融庁の圧力があるためです。

そのため、

CySEC(キプロス証券取引委員会)ライセンスで運営していたXMも、日本顧客向けに新会社(Trading Point (Seychelles) Limited)を設立し、セーシェルのFSAライセンスで営業しています。

筆者の判断では

親会社が信頼性の高い金融ライセンスを保有していれば、海外FX業者の安全性は高い

と判断しています。

その2.海外FX業者1社に大口の預金を集約しない

筆者の現在利用中の海外FX口座は数十口座あります。

というのも、一カ所に固定してトレードをしないからです。

なぜなら、一カ所に大口の資金を投入して、その海外FX業者が出金拒否のような状態になると、資金的なダメージが大きくなってしまうからです。

海外FX業者は、最大レバレッジ1000倍ぐらいでトレードができるのですから、そもそも、そんなに大金を海外FX業者の口座においておく必要がないのです。

信頼できる国際決済サービスのアカウントにある程度のまとまった投資資金を入れて

複数の海外FX業者の口座に少額の資金を分散し、状況に応じて使い分けることで万が一、利用している海外FX業者が倒産、出金拒否になっても、資金的なダメージを下げることができる

のです。

その3.情報収集を欠かさない

前述した通りで

ASICがオーストラリア国内の投資家向けに発信した「YoutradeFXのライセンス不保持」の情報を筆者が把握していれば、出金拒否は回避できた可能性があります。

どうしても、英語のサイトで情報収集することになりますが、google翻訳でも、十分に対応できるはずですので、利用している海外FX業者名でニュース検索をかけるなど、工夫しながら情報収集を怠らないことが大切です。

その4.世界レベルで利用している投資家が多い海外FX業者を使う

基本的には

世界中で利用している投資家の数が多ければ多い海外FX業者ほど「出金停止」をした日には、世界中から非難が殺到します。

利用している投資家の数が多ければ多いほど、「出金停止」などをしない抑止力にはなる

と考えられます。

その5.日本人顧客向けの運営歴が長い海外FX業者を利用する

日本人顧客向けのFXサービスの提供歴が長ければ長いほど、ちょっとやそっとのことでは「出金停止」は起こしません。

また、万が一トラブルが発生したとしても、日本人スタッフが何名も在籍しているはずですので、その場合の対応やクレームを入れるのも、日本語で良いのです。

日本人顧客向けのFXサービスの提供歴の長さも、海外FX業者の安全性を推し量る重要な指標になる

のです。

teacher
ちなみにどれか一つの方法を利用するのではなく、すべての方法を併用してリスクを下げるべきです。

例えば

  • 「口コミサイトに書いてある評判」だけを鵜呑みにしてしまったら・・・その口コミがねつ造されているものかもしれません。
  • 「金融ライセンス」だけを鵜呑みにしてしまったら・・・その金融ライセンスは古い情報が掲載されているかもしれません。
一つの方法で海外FX業者のリスクを推し量るでのはなく、総合的に判断することが重要なのです。

日本のFX会社だって、100%安全ではない!

日本では、コインチェックなど仮想通貨取引所の不正が社会問題になっています。

これを見ればわかる通りで

  • 日本のFX業者 = 安全
  • 海外のFX業者 = 危険

というのは、単なる既成概念(思い込み)です。

  • 日本のFX業者 = 安全な会社も、危険な会社もある(比較的安全な会社が多い)
  • 海外のFX業者 = 安全な会社も、危険な会社もある(安全か?危険か?を見極めるのにコツがいる)

というのが実情です。

だからこそ、

はじめから

staff
「海外FX業者は危険だから、海外FXはしない。」

と決めつけるのではなく

teacher

前述したような「海外FX業者を利用するうえでのリスクを減らす方法」を参考にして

  • 安全性の高い海外FX業者を探す
  • 利用している海外FX業者の評判・口コミ・ニュースを継続的に取得する
  • 一つの口座に大金を置かない

ということを心がければ、十分にリスクを抑えて、海外FXのメリットのみを享受できるはずです。

海外FXには

  • 最大3000倍というハイレバレッジでトレードができる
  • 証拠金が倍増するボーナスがある
  • 取引方法が透明性が高い
  • ECN口座でのトレードができる
  • 追証なし、ゼロカットシステムあり
  • 最新のトレードプラットフォームが利用できる
  • 取引できる通貨ペアの種類が豊富

というメリットがあるのですから、リスクを抑えて海外FXにチャレンジしてみるのは「賢い選択肢」としておすすめです。

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FX(海外FX中心)・バイナリーオプション・不動産投資など、投資歴10年、ほぼ投資だけでご飯を食べています。FXを中心として、様々な投資関連の情報を実際に実行しながら発信します。1000万円単位の失敗投資もたくさんしています。 FX資産額:3,000万円 保有不動産:2億円・7戸(戸建て中心) 借金:0円